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資料

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何か恋しがる対象が必要な体質とはいえ、それが金剛地だなんて、私はこんなんで大丈夫なのだろうか。しかし今日、私は容姿をおほめに預かった上に、贈り物までいただいたのであった。通りすがりの、黒地に派手な白のストライプの上下、グラサンに山高帽、きつい香水の匂いを漂わせた昭和1ケタ生まれのおじいさんに。

私は、だらだらと依存されたり、だらだらと鴨にされたりするのが大変嫌いだが、自分の孤独を手放さない人にたまに愚痴をこぼされるくらいなら構わない。特に、「外側にいる」という理由で多くの人からためらいなく境界線を引かれてしまうような人ならなおさら。依存されない限りは。少し話を聞いて差し上げたところ、さよならを言ってから10分後、その方はわざわざ、お礼を持って戻ってらしたのだった。タクシーに乗って。美味しいと評判のお菓子を抱えて。そんなことにお金遣っちゃだめだよ。もっとお金なくなっちゃうよ。あたしもそうなんだけど。タクシーに乗ってお礼を持って行っちゃうの。

昨日からあんまり寝ていないのだけど、今日徹夜して、明日の午後からは若干暇なはずなので、眠るのは明日の午後からにしようかな。『ぼくのともだち』と『しずかに流れるみどりの川』それと仕事の本を1冊読み終えなくちゃ。

『ぼくのともだち』の主人公は、若くて貧しい。でも、あらすじから連想するような、貧しく美しく生きる人ではない。彼の理想の友人は、彼と孤独を分かち合える人だ。彼以外に世界を持たず、彼より幸せであってはならず、しかも、自発的にそういう人間でなくてはならない。彼は強制しない。彼は裏切られる。

なんで懲りないのかなあ。立派だ。

登美ちゃんの『太陽の塔 (新潮文庫)』ゲット。400円。コミックス並み。安いよ。買いましょう。