全日本F3第3戦@鈴鹿サーキット

例によって、5:30に浦安集合。一路鈴鹿を目指す。御殿場まではいつか来た道だが、御殿場より西は、今年初めての遠征になる。磐田あたりまでは快晴。愛知県に入ったくらいから雨がぱらつきはじめる。去年の鈴鹿でのF1以来、レースのお天気に関しては3勝7敗くらいの確率で雨。
今回は名古屋の中心部を通らずに、伊勢湾岸道路?を通って三重県に入る。F3の予選の始まる11時前には、無事に鈴鹿に到着。この春最後の桜が、雨の中、サーキットに駐車している車に花びらを散らす。時折強くなる雨と寒さにもかかわらず、駐車場はほぼ満杯だった。

2週間前の富士スピードウェイでの開幕戦、不完全燃焼で終わった安岡秀徒選手の雄姿を今度こそ期待して、観る方にも力が入る。けれど、結果は、第3戦の予選が7位。第4戦の予選が9位。うーん、上に行ける可能性がどう考えてもなさそうではないのに、なぜか行けないもどかしさ。きっと本人はなおさら。

Fニッポンとの併催もあり、ピットにF3の選手が出ないようなので、ピットウォークはスルー。昼食を食べた後は、雨と風の中をお散歩に。これまで5回ほど鈴鹿サーキットを訪れているにも関わらず、サーキット全体を歩いたことがない。一周するつもりで、昨年のF1で陣取った場所を確認しつつ(130R付近)グランドスタンドから反時計周りで歩き始めたのだが、てっきり全周つながっていると思っていたのに、スプーンカーブの一番深いところで道がいったん途切れる。晴れていればお昼寝によさそうな最果ての地。引き返して立体交差付近を上ったり下ったりして見晴らしを確かめたところで、二輪の予選終了。今回の探索はここまで。歩いている分には、強い風も雨も気持ちがいい。二輪のレース、初めて見たけど、あの雨の中、自分の身体を剥き出しにして、あのスピードで走れるのは、尋常な神経とは思えない。四輪の比ではないような気がする。

単独行動なのを良いことに、ゴーカートにも初挑戦。人に誇れる運動神経は持ち合わせていないが、ちょろいぜ、ちびっこたち。カーブをそんなに大回りするなんて、おとといおいでってなもんである。一人観覧車で特に感慨もなく、Fニッポンの予選や雨の遊園地を眺めたり。

肝心のF3は、雨風の強まる夕方4時あたりから。富士スピードウェイでの寒さ再び。「今回はいけるぜ」と意気込んで観始めたのだが...。やっぱり、迷いの見えるレース。悔いの残る11位。これ以上は今日は書くまい。

今回の宿は、比較的近場の津市に取り、大門あたりをそぞろ歩いて和食(天むすの発祥地はこの辺りだそうである)の店に入る。飲んで食べて、レースと人生の話など。基本的に「人生を熱く語る」なんてみっともないと思っている方なのだが、「他人事のようにレースを語る」というのは、どうもレース後の雰囲気に合わないのである。基本的に温度差はないし。まして旅先で、多少なりとも全員テンションが高い。「寂しさよりプライドの方が重要だ。世界でたった一人で生きてゆきたい」と当方が嘯けば、「世界を丸ごと支配したい」と返した女王様がお一方(この方の強気と明るさがあるから、この集まりが楽しい)。定員一匹の水槽の中で生きている私は、それだからなおさらのこと「私を信じてくれ。私が私を信じているから」と言葉にする男を応援したいのである。

周りのことなんか、何も考えなくていいよ。あなたがやりたいようにやっている姿を見たい。というのが応援ワード、かな?ああ、明日起きられるのだろうか。

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  • オンライン書店ビーケーワン:アートレス 『アートレス 増補改訂版 (ArtEdge) マイノリティとしての現代美術』川俣正著、フィルムアート社、2006.3、ISBN:4845901188

資料

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  • オンライン書店ビーケーワン:会議通訳 『会議通訳』ローデリック・ジョーンズ著、ウィンター良子/松縄順子訳、松柏社、2006.4、ISBN:4775401130