先週の土曜日、お世話になっている方からレース観戦中に電話が入り、「急で申し訳ないんだけど、来週の月・火、〜さんの仕事のお手伝いで京都に行ってもらえないかしら」とアルバイトの依頼。「日当はずむって言ってらしたわよ」という言葉に心が動いたのも確かだが、「誕生日に京都」というシチュエーションにかなりそそられて、引き受けることにした。「〜さん」とは一度お会いしたことがあり、珍しい業務を専門になさっている方である。念のため、「夜、一緒に酒を飲めとか言わないでしょうね」ということだけ、先方に確認していただく。当方は決められた作業をすませたら、後は自由にしていてかまわないとのこと。まあ、そんなに悪い話ではなさそうである。

がしかし、このバイトを受けるということは、ただでさえ忙しい月曜日が、半日以上削られることを意味する。昨日は、眠い頭でふらふらしながら作業してみたものの、効率が悪いので、12時過ぎには就寝。

月曜日の待ち合わせは正午。7時半に起きて仕事をしていると、9時に電話が入り、10時半に打ち合わせに来てほしいという。それはちょっと困ります、ということで11時過ぎに事務所に行ってみると、打ち合わせは5分で終了し、あとは昔話であった。12時半に依頼人の事務所に到着し、30分会議室で眺めを楽しみ、5分で顔合わせを済ませ、3人で東京駅に。2時前の新幹線で京都に向かう。幸い座席は3人とも別で、ちょこっと仕事。ただし、電話の通話状態が良くないのであまりはかどらない。

京都に着いた後、「目的地までどうやって行くのかな」などと尋ねられて吃驚。私の仕事は、聞いたところでは「現場で電話一本かけるだけ」のはずだが...。まあ、全くわからないわけでもないので、お二人を先導して〜駅で降りる。とりあえず現場までタクシーを飛ばし、その後は略。

とりあえず一仕事終わった後、「このあたりで宿を探すから」と、タバコ屋で宿の所在を尋ねていたようだが、探してもそれらしき建物がない。「今から宿探しかあ。お誕生日の夜に木賃宿はやだなあ」と思っていたら、結局その宿は廃業していることがわかり、駅前のこぎれいなシティホテルに宿泊することになった。よかったー。ここ、一度見ておきたかったのよね。なんとなく呑み込めてきたので、「私が手配しますから」と申し出、フロントの方と交渉して、インターネット予約料金で泊めてもらうことにする。ラッキー。お部屋は広いしきれいだし。京都の中心地から少し離れただけで、こんなに安くて快適な宿があるんだなあ。

依頼人も当初泊まる予定だったのだが、「忙しいから」と帰ってしまった(わかる!)。荷物を置いた後、7時過ぎにもう一度現地に戻り、仕事をすませて夕食。10時過ぎにホテルまでお送りした後、タクシーでちょっと移動して、ネットカフェで5時まで仕事兼はてな。どうせ5時まで仕事するなら、ちょっと四条まで一杯飲みにいけばよかったかなあ。

レースの後、立て続けに出張で、眠いのだが眠くない。明日の午後の京都観光を楽しみに、3時間だけ仮眠を取る。

  • まいごのペンギンピコどっちこっちあっち 『まいごのペンギンピコどっちこっちあっち(世界の絵本)』スヴェトラン・ユナコビッチ作、那須田淳訳、講談社、2006.4、ISBN:4062626144

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