ミハエルのよわむち!

今日に限っては、レースの結果より来期の話。ミハエル引退&「赤いアイスマン」誕生決定。キミとフェラーリが実際のところいつ契約を交わしていたのか(そして年俸はいくらなのか)が気になるところだが、かれこれ数年前から取り沙汰されていた移籍なので、もはや衝撃はない。むしろマクラーレンに残ったとしたら、そっちの方が余程驚きだっただろう。赤いスーツも、まあ、なんとかなるでしょう。現在(未だ)イメージ・トレーニング中。

ミハエル、ここにきて、執念でアロンソとの勝負をひっくり返しそうな勢いだけど、ターミネーターの異名で名高いくせに、「有終の美を飾る」なんていうありきたりな終わり方で本当にいいの?そりゃ、去年アロンソに一度王者を奪われての復活は素晴らしいよ。けど、たった一度の復活じゃん。引退宣言ではなんだかマッサを褒めたりして殊勝な雰囲気を醸し出してたけど、本当はキミと来年組んで、負けるのが怖かったんじゃないの?「今年なら、頑張れば行けるかも」ってことで、ちょいと本気を出して、この辺で打ち止め?あたしはがっかりしたよ。超人ミハエルは、ぼろぼろになるまでレースを続けてくれると思ってたのに。キミに勝たせないままF1引退なんて、キミがかわいそうだよ!(完全に私怨ですな)。

しかし、こうして時代は変わっていくんだなあ。

「ミハエルが引退宣言をしたレースで3位を取った男」クビサ。星の巡りあわせも良さそうだな?しかし、キミの前に立ち塞がるのは、もうちょっと後にしなさいね。なんて具合に新人もチェックしなきゃならないし、案外、去る者は忘れられていくのだろうか。いや、多分、ミハエルのいないグリッドは寂しい。何事もなく、淡々とレースが消化されてゆく時代になったら、「掟破りの好きな王」を、少なくとも私は懐かしく思い出すことになりそうだ。

いまだ目的地に到着せず

ようやく今日の目的地も決まり(といってもJRで片道千円の距離だが)、ちゃんと徹夜して(つまり徹夜しても大丈夫程度の体力しか使わないということ)、朝の7時前には家を出たというのに、思わぬところに伏兵が...。

近所の八幡宮で骨董市をやっているのはもちろん知っていたのだが、何度か立ち寄った限りでは割とキッチュな品物がメインだったような印象があって、このところ足が遠のいていた。そもそも日曜の午前中この辺りを歩いているということ自体、夜型の当方にとっては非常に珍しい。

ちょっと境内を通りぬけるだけのつもりが、異国から渡ってきたと思しき木彫りの聖人が目に入ったからもういけない。店主と話すと、ポーランド辺りが出処ではないかという。写真を撮らせてもらって(出来悪いけど、後で写真上げます)、とりあえず見るだけは見て回ろうと裏手に回ると、今度は東欧の香りがする民族衣装が木にかけてある。シートの上にはマトリョーシカや、ロシアやチェコの古い写真、作家物の版画が。ここでも、衣装が専門だという女主人と話しこんでしまう。

結局、電車に乗ったのは8時過ぎ。おや、向かいの青年が読んでいる日経の一面には「東芝ポーランドに工場」の文字が。

そういえば、今日の目的地も、何日か前に夢に出てきた、大学の同級性の故郷なのだった。