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  • オンライン書店ビーケーワン:世界あやとり紀行 『世界あやとり紀行(INAX BOOKLET)精霊の遊戯』INAX出版、2006.12、ISBN:4872758382
  • オンライン書店ビーケーワン:ラッキーボーイ 『ラッキーボーイ(評論社の児童図書館・絵本の部屋)』スーザン・ボウズ作、柳田邦男訳、評論社、2006.12、ISBN:4566008576

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虫食いその他

自分が支払う区民税の使用目的を自分で選べるものなら、区立図書館の図書購入費に充ててほしいと思うくらいお世話になっている区立図書館だが、このところ、ちょっと困った事態が連続している。「これは読もうかな」と思ったシリーズ物の、うち1冊だけが欠けているのだ。

そして、アンディ・ラウ様が主演なさる新作映画『墨攻』。酒見賢一の原作が入っているのは当然として、コミック版も入っているのに、これも『墨攻 (1) (小学館文庫)』が無い。1巻だけが無いなんて、始められない&あきらめきれない。お願いだから、白黒はっきりつけてほしい。

ところで、シリーズ物といえば、先頃ディック・フランシスの新刊『再起 (ハヤカワ・ノヴェルズ)』が出て、てっきりフランシスはもう亡くなったのだろうと思っていたので驚いた。かなりのお年だったはずという認識は間違っておらず、1920年生まれだから、もう80代半ばである。20年ほど前、彼の競馬シリーズにはまって(冤罪と戦う愚直な男、絵に描いたようではない、難有りで個性的な女)、著作リストを持ち歩いて、古本屋で買い集めたことがある(よって、うちのフランシス棚の背表紙は、微妙に統一が取れていない)。しばらく中断していたけれど、また集めなおそうかなあ。御大無事の情報とひきかえに、翻訳者の菊池光が亡くなったことを知る。どうやら作家、翻訳者揃っての長寿ペアだったらしい。どちらかが先に亡くなるとして、より残念に思うのは、翻訳者の方じゃないかなあ、と思ったり。で、今回の新刊の翻訳者は新顔、しかも女性。その興味だけでも読んでみたい。

話はまた図書館に戻って、今年のいつだかに図書館にインターネットが導入されたときは、キーボードを叩きながら本を読むという、家と同じ環境ができたことを喜んでいた。ところが、数週間するとまず、はてなにログインできなくなった。仕方なく、非公開の別ブログにメモを書き込んでいた。こちらは比較的長くもちこたえたのだが、やがてこれもログインできなくなり、最後の頼みの綱は、プロバイダのウェブメールだったところを、これもログインできなくなっていることを先日発見。そこまでしてネットの利用を制限するのであれば、館内にPC専用席くらい設けてほしいなあ。ホットスポットのサービスエリア検索をかけていたら、都立図書館はともかく、荒川区立図書館へのホットスポット導入率が高いことを知る。うらやましいことである。

オートマ限定解除講習2日分

昨日に続いて今日も教習所。すでに2時間overが確定してしまったー。昨日はクラッチとギアチェンジに慣れるための一日と割り切って、今日が勝負、と思っていたのが、全然ダメだった。

昨日は4時に起きて一仕事済ませ、1時間目からきちんと教習所。ギアチェンジの方法を一通り習って、外周を巡る。やっていることが単純なので、エンストも3回くらいで済む。教官から「もっとエンストすると思ってましたけど、大丈夫そうですね」との感想をいただき、まずまずのスタート。慌てず騒がずの落ち着いた教官で、教わりやすかった。一日につき1時間しかネットでの予約ができないので、もう1時間はキャンセル待ち。2限目は、前もってキャンセル待ちを伝えていなかったので抽選に間に合わず、3限目は、自分のキャンセル待ち番号をよくわかっていなかったので、別の人に行かれてしまった。仕方がないので、一旦外に出て、用事を済ませ、午後からまたスタンバイ。

運よく、午後一の教習には滑りこむことができた。教官は、オダギリジョーのまた従兄弟のような容貌の教官。去年見たときは、ここまで似てなかったように思うんだけど、髪型変えましたか?ひげも同じじゃない?よく見ると、目の下の隈も一緒だわ。ここまで素が似ていると、意識しないでいるのは難しいだろうなあ。『ゆれる』見ましたか?と聞いてみたい!

ずーっと半クラッチの状態でS字とクランクを行くのは、実はどうということはなかった。一年前はあんなに難しいと思ったのに。坂道発進も、一つ一つの動作を丁寧にやれば、特に問題なさそう。「指示無しではまだ難しいけど、逆に言えば、指示通りに動けるってことは、できるってことだから。後は頭を整理して、自分でイメトレしてみると随分違うよ」とのことでした。確かにその通り。

発進の手順はわかるのだが、走りながらのギアチェンジがよくわからない。一番の違和感は、エンジンとの連動を「切る」ために、クラッチを「踏む」という点。踏んだら繋がる、という方がしっくり来るのだけれど。一旦切って、また繋げる。つまり二段階操作なわけだ。で、クラッチをぐっと踏み込む、という操作が心理的に苦手だ。通常の運転では、ブレーキやらアクセルやらをぐっと踏み込むということは、あまりやらないから。基本的になんとかなるのは「発進」と「停止」のみ。前の車に合わせて小刻みに停止してちょっと進んで、という動作のたびにエンスト。走りながら、あるいは交差点でのギアチェンジという操作は、ことごとく未整理のまま。

ただでさえ忙しい月曜日、4時に起きて、結局寝たのは、火曜日の6時。雨が降っているので、昨日と違う今日。13時に起きて14時から教習。「同じ状態を持続する」だけのS字やクランクではなんとかごまかせたギアチェンジの不備が、縦列駐車と方向転換ではかなりあからさまに露呈。これがオートマなら特に問題なくこなせる駐車の操作が、足が気になってままならない。だって、目は目視ポイントを見ていても、頭はお留守なんだもん。気のいい感じの教官も次第に困惑し「この項目、もう一時間やっときましょうか」と気の毒そうな顔をする。「教習所の外でも通用する実践的な駐車方法」を教わる予定が、結局、去年と同じ「教習所作法」教習になってしまった。

寝起きで頭も働かないので、今日はここで切り上げればよかったものを、つい意地汚くキャンセル待ちしてしまったのが運の尽き。4時間目、外周を少し走ってみた後、車を止めて教官の言うことには「オートマで免許を取った後に、限定解除をしたいという気持ちは立派ですが、率直に言わせてもらえば、4時間の教習は短すぎる。それは、○○さんに限ったことではありませんが」。「あなたが限定解除の免許を取るのは難しいものがある。運転が下手なくせに、なにゆえオートマで満足しないのか」と直訳いたしました。「僕は率直に物を言う方だから」と深刻な顔でおっしゃるのだが、真面目に宣告されるほどのことじゃありません。知ってるよー、そのくらい。私が上達しなかったとしても、それは私の責任でございます。こういう場合はむしろ「はっはー。こりゃ大変ですね。ま、気長にやりましょうか」と言われたほうが気が楽なんだけどなあ。

悪い人では全然ないのだが、私の短期的将来に対して、私の楽観よりも教官の悲観の方が勝っていて、集中力が切れる。時間の経過とともにエンストの回数は増す一方、教官は注意もしなくなる。うーん、この時間の改善点って何かあったかな?「できない人」とレッテルを貼られて終わりだったとか?

私は、生活の中で、身体を使って何かをする傾向を持たないので、身体を使って行う初めての動作に関して、頭と身体の回路を繋ぐのに最初はとても苦労する。オートマの免許も、一番苦労したのは、仮免までの基本動作だった。考えすぎの気味もあり、人の経験があまり役に立たないので、自分のツボが何でどこにあるのか、ということは、わかるまでわからない。その回路を探す作業が、実は自分では嫌いではないのだが、たまに「この人には回路がない!」と決めつける人がいて(なぜか教師が多い)、それはちょっとあまり良い気分ではない。

ああ、でも、気分の問題は置いといて、出費が痛いなあ。4万の出費で香港旅行の代わり、のつもりが、出費総額6万円、上海旅行コースになってきた。8万円サイレントバイオリンコースまで行くと、ちょっとへこみそう。