F1スペインGP決勝

あー、琢磨が羨ましいなあ。チームのみんなから愛されてるのが、ひしひしと伝わってくるよ。SAF1、居心地よさそー。

ライコネンって、やっぱり、愛されてないのかなあ。チームに。そして運命に。フェラーリに移籍して、もう二度と、マシントラブルでリタイアする姿は見なくて済むと思っていたのに。

去年までは、マシントラブルは、マシンが悪いんだと信じることができた。けれど、まるでマクラーレン時代を再現するような、レース中のスローダウン。悪夢。緒戦のマッサは、決勝ではなんとか持ち直したのに。今日のライコネンの悲嘆を、チームは、彼のスタッフは、共有してくれたんだろうか。

ライコ、「最速でありながらチャンピオンになれなかった男」になりたくないなら、気は進まないけど、人心掌握力を身につけなくては。ビジネス書を読むんだ! なに、あの毛深い小熊の真似をして、愛想を振りまく必要なんかない。でも、君と働くことが特別なことだと、周りに信じさせなくては。

...って、移籍してすぐのチームで、そんなに慌てる必然性はないのかもしれないけれども。マッサはフェラーリと、テストドライバー時代からのつきあいなんだし。それでも、フェラーリのNo. 2というのが、大して有り難い役回りじゃないことは目に見えてるからな。こうなったら、アロンソもハミルトンもどうでもいい。マッサに今年勝たなきゃ。そう、移籍後の第一戦で、勝てたんじゃないか、キミ。「予選の速さが足りない」とか文句たれてないで、「速くさせるために自分が何をすればいいのか」考えるんだ。

その昔、キミにマクラーレンを追われたクルサードが、この決勝5位。しぶといやっちゃなあ。だてに美女をはべらせてないね。チャンピオンを目指さないのであれば、ああやってF1人生を引き伸ばして、勝敗をイーブンに戻すというやり方もある。でも、キミにはそういうの似合わないからな。

ああ、そういえば、クルサード以外は、ベテランがことごとく若手に敗れたグランプリだったな。フィジケラハイドフェルドブルツ。フィジコは今年で引退かなあ。

ついに、ハミルトンがポイントリーダー。「TAKUMA, WHO?」とか思ってんのかな。彼がF1で挫折を知るのはいつになるんだろう。キミとはまだ8ポイント差。でも、マクラーレンの取りこぼしのなさを考えると、なんだか重い8ポイントになりそうだ。