うつらうつらしながら、オバマ大統領就任式。選挙期間中はどちらかといえばヒラリー・クリントンをを応援していたけれど(女性だから。かっこいいし)、今回はオバマでよかったんだなー、と思った。女性は、大統領にならなくても、なんとかなるさ。まあ、いつかは誰かがなるだろうし。オバマアメリカの国益を最優先するのに違いはないが、世界中の有色人種が彼に親近感を持つのであれば、それは国益にも叶う。この民族対立の時代、今後「世界平和のリーダー」がトレンドだというなら、アメリカが率先しなければ。ぬくぬくと育ったエスタブリッシュメント2世よりは、この逆境もうまくさばくだろうし。ってな感じもしつつ。

あの巨大な群衆の前で、20分弱、全く言葉につまることもなく演説を行うってだけですごいよな。選挙用の演説とは違って、派手なスローガンを繰り返すこともせず、格調高い演説だったそうな。そのあたりの切り替えもなかなか。

移民2世ってのは初耳だった。2代でここまで登りつめるとは! この間『徹子の部屋』に出ていた阿部力という若い俳優さんは、3世で帰化したと言っていた。日本で移民2世や3世が首相になる...。ちょっと想像できない。政治家一人の存在が国民にカタルシスをもたらすなんてこともあり得ないし(小泉は、そういう存在になろうとしていたと思うが)。「よっぽどひどいことにならなきゃ、まあ誰でもいいや」くらいの存在感。しかし、組織がそのリーダー以上の器を持てないということを考えると、あれがリーダーだってのは嫌だな。むしろ我慢できん、という人がこれから何人増えるか。「一緒に手を組む」? 対等だと思ってるの?