ウィーンからブダペシュトへ

相変わらず満員のユーゴからの列車ではちょっとしたハプニングがあった。インフレのため、切符代の追加をオーストリア側が請求して、口論になる。パスポートの不備で、男の子が途中で降ろされる。そんなこんなでウィーンに着き、すぐビザを取りに行った。恨みのウィーンだが、二度目だという安心のせいか、気分もよい。ベルヴェデーレ宮殿クリムトエゴン・シーレを見にゆく。その後は、第三の男で知られるプラター遊園地へ。サッカーをしていた男の子たちの写真を撮り、後で送ると約束。夕方ブダペシュト行きの列車に乗る。日本人の男の子と一緒。妙に紳士的で旅なれた彼は、東側オンリーで苦労が多かったと言い、ヒルトンに泊まる予定らしい。夜中にブダペシュトに放り出され、気の毒と思ったか、市街地まで送ってくれる。ここもインフレで、ガイドにあるよりホテル代が断然高い。チェコ人の旅行者に車で郊外のペンションまでのせてもらう。