地震といえば要石

そういえば、地震があったんですよね。私が地震後によく利用する気象庁のサイトでは、私が住んでいるあたりの震度は3だったようです。 http://www.jma.go.jp/JMA_HP/jp/quake/quake.050216050620.03.0.html

ところで、「震源茨城県南部」と聞いて何を連想するかといえば、鹿島神宮香取神宮の要石。要石についての紹介は、「鯰絵の世界」というサイトの「要石について」から引用させていただくと:

要石とは、茨城県鹿島郡鹿島神宮内にある石で,地震をおこす地中の大鯰を抑えるための石といわれている。
江戸初期に地震鯰が登場する以前は、要石の下には龍蛇がいるとされていた。地中の龍が日本国を取り囲み、首と尾が重なったところに鹿島明神が釘で貫き留めたという。古来より、鹿島の神である鹿島大明神は要石で地下の龍蛇と押さえ、地震を防ぐとされた。

「要石」の検索で、こういうサイトも発見。いやーん。楽しすぎる。

レイライン・ハンティング 地に刻まれた聖なる道を発掘する」 http://www.ley-line.net/map/top.html

leyline=レイラインという言葉は、イギリスで生まれたもので、「ley」とはイギリスの古語で「光」のこと。光が一直線に進むように、聖地を刺し貫くことからそう呼ばれた。

なんだそうですが、ある聖的な場所なり建造物なりが「きれいに直線上に並んでいる」とか「正三角形をかたちづくっている」とかって聞くとわくわくしませんか。「風水」「陰陽師」、そして「龍」の世界ですね。

そういうものに興味がある方は、以下の本お勧めします(トンデモ系の方がもっとダイレクトに面白いかもしれませんが)。

"一枚の古地図から、謎解きが始まります。鎌倉時代に作られたその〈日本図〉は、東半分が失われているものの、日本の国土を描いたものです。そしてその〈国土〉のまわりを、なにやら鱗のある長大な胴体が取巻いているのでした。この生き物は何か。これが本書の出発点となる謎です"(岩波書店サイトより)。鹿島神宮の話も出てきます。黒田日出男さんの絵解きものは、どれも面白いです。

著者は庭園の解説で有名な建築家ですが、都市計画物も面白いです。あ、しばらくチェックしていない間にいろいろ出てるなあ。『月と日本建築 (光文社新書)』『日本の伝統美とヨーロッパ―南蛮美術の謎を解く』『日光東照宮 隠された真実―三人の天才が演出した絢爛たる謎 日本史の旅 (祥伝社黄金文庫)

天海やらレイラインやらがどーんと出てます。ところで、西風隆介作品に対する私の感想は、この方のものに大変近い。この人物造型のセンスにはついて行けないなあ、と思いつつも謎解きが楽しくって、つい現地に出かけてしまうという...。西風作品に関する解説は中段より少し下にあります。

京極堂シリーズのような感じのウンチクが凄い。それも宗教系(笑)。実はこういうの好きなんだよなあ、私。
民俗学か何かの本で一つ目について読んだことがあるが、この竜の正体がまさに一つ目。何故、榎さんには他人の記憶が見えるのかが分ったですよ(京極堂シリーズでは説明文ってあったかなあ?)。 http://www6.tok2.com/home/kappa3/ppp-02.htm

おっと新刊出るのね。でもこのシリーズじゃないわ!『SANKUTUM ゼフィロス』。収拾つかなくなっちゃったのかしら。

よく覚えてないけれど(!!)、一連の流れには沿っていると思うので。