同期はすくすく成長している

新宿でランチ+研修の後、仕事の同期と3人で5時から飲み会。そのうち一人は昨年の年末以来久しぶりの再会だが、いつものことながら、考えていることの大きさとそれを現実化する実行力に驚かされる。

仕事をしていてすごいな、と思う人間には、腰が低い、オープンである、役に立つことはなんでも取り入れるという共通点がある。小さな既得権益を守るために威嚇し、情報をクローズし、やり方を変えない人たちを目にすることも少なくない中で、「頑張って仕事しよう」と思えるのは、そういう"できる"人との出会いがあるからだ。

「ちょっと頑張ってみようかなー。いいことあるかも」と元気になって歩く春の宵。私に具体的なヒントをくれるのは、いつもなぜか今の30歳前後の人たちだ。仕事年齢が10歳分遅れてるってことなのかな。

それにしても、私が、共通の言葉を持たない人間の前でいつも撤退するのに対して、彼が周りを取り込んでいく能力は、本当にすばらしい。「いいことあるかも」と思わせて、実際にまずは相手の利益を確保する。これではひとたまりもないだろうな(誰が?)。

今読んでいる本の中で、ツタヤがレコード・レンタルをビジネスとして成立させるにあたって、レコード業界に27億現金で支払ったという逸話が出てくる。「まずは相手の利益」というのが根回しの基本として、実際に根回しが成功するためには、多分、それ以上の何かも必要なんだろうなあ、と彼と話しつつ思ったのだった。