職業

上京ものがたり

  • 『上京ものがたり』西原理恵子作、八巻和裕(編集担当)、麓愛(作画アシスタント)、星野ゆきお(VOLARE inc.)(装幀)、小学館、2004/11

誰でも最初は同じだったんだなあ、と思う。どのページに描かれていることも思い当たる。仕事で頭角を現すまでの道筋は、そのまま『プロ論。』に掲載されてもおかしくないほど真っ当だ。
「次はなにをかいたら しんどいひとはわらってくれるかなあ。」これが、一番底にある、ぶれない本質なんだろうな。

プロ論。

よくこれだけ揃えたね、の人選からホリエモンが外れているのはちょっと不思議な感じ。「一言でいうと、世代間抗争の時代だと思っています」って三木谷さんの主張は、ふたりでお揃いだね。

それぞれ、いろんなことを言っているようにも見えるけれど、読み終えると「みんな、やることやってここまできたのね」ってことがわかる。邪道を歩んできた人っていたかな?小さなところから始めて、チャンスを辛抱強く待つ。これと決めたらあきらめない。

一番インパクトがあったのは、この方のお言葉。

ブランドものを身に付けるなら全身そろえてみろって。和田アキ子

耳が痛いのは、

最も危険なのは、好きでもない仕事でセミプロのまま過ごしてしまうこと。田原総一朗
「死んだ顔して生きてるんなら、死ね」北村龍平

しかし、私の課題としては、専ら一つだけ。もう、この手の本は、一生読む必要ないくらいよくわかってるんだけど。

実行に移す人は、案外少ないんですよ。秋元康

ナイキは偉かった。「み」ちゃん、元気?