本日の読了

夕方、日本橋に出て雑用2件。高島屋の地下でタイムセールのお弁当を物色し、値段・中身とも手頃なお弁当を発見したので列の2番目に並んでいたら、前のお嬢さんが、残り3個を全て買い取ってしまった。一瞬の出来事。すごすごと列を離れる。主婦には見えなかっ…

もう今日はおうちで仕事をすることにする。ただでさえ規定労働時間オーバーなのに、際限なさ過ぎる。図書館は明日も開いてるだろうし。BGMは、Fazil Sayの『ラプソディ・イン・ブルー~サイ・プレイズ・ガーシュウィン』。2週間前はすんなり借りられたのに、…

「死者が生前何を思っていたか」というようなことを先日の日記で書いたばかりなのだが、昨日読み始めた『遺す言葉、その他の短篇 (海外SFノヴェルズ)』を読んでいたら、同じようなテーマが出てきた。(以下、あらすじを全て載せているので、これからこの本を…

競馬にうとい私でも、有馬記念だけはちゃんと開催日をわかっていて(クリスマスといえば有馬記念)、今年は見るぞ、と楽しみにしていたのに、3時半にテレビをつけたらもう武豊のインタビューだった。フジテレビの競馬中継って、3時からだったのか。なんとな…

才能とか

「のだめカンタービレ」をこの間から見ながら気になっていたのは、主役級のピアノやヴァイオリンを実際に弾いているのは誰か、ということと、楽器を演奏しているシーンの振り付け指導はどういう人がやっているのか、ということ。結構それらしく見えるよね。…

私の文章には「...だけれども」が多い。自分でもわかっている。一つも入れないように修行したほうがいいかも。この間『『ニッポン通』の眼―異文化交流の四世紀』を読んでいたら、こんな記述があった。 まもなく彼は、西洋人が日本語を話す時に「けれども」や…

夜しか書く気になれない引用句。『コーネルの箱』より。 不眠症とは終夜営業の旅行代理店だ。「コーネルの白夜」 夢見る者たちはみな、おのおのの隅にもぐり込む。脱獄囚のように、隠れること、消えることしか彼らは考えていない。世界中のすべてのすきまに…

だらだら国会中継が流れている。憲法に家族に関する記述を?独身者が迫害されるんじゃないだろうな?そういえば、この間読んだ『ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する』に、チャウシェスク時代のルーマニアでは、「定期的に女性の職場を巡回しては…

読み終わって、メモを取る作業だけが残った本がたまってきたので、しぶしぶPCの前に移動。そろそろこの辺りで身軽になっておかないと、京極の後半に取り掛かれない。ってことで、データ系じゃないやつ。『ツアー1989』。急に貸し出し冊数が増えたので、何か…

エーコと去勢猫の話

この間『のんしゃらん』を読んでいたら、ウンベルト・エーコが村上香住子の部屋を訪れたときの逸話が紹介されていた。村上さんの飼い猫銀次が去勢されていることを知ったエーコ、その場でこんな寓話を披露したという。あなたが屋根裏部屋で掃除をしていたら…

デジカメ参考書

徹夜して、銀行とか図書館とか。午後帰宅したら、さすがに少し頭痛がするので休む。夕方ちょっと起きて、またしても眠る。翌早朝まで。先週レース&帰省のため旅行するにあたって、そろそろちゃんと写真を撮りたいという希望があったので、参考書を何点か読…

旅行一日目(熊本編)

タクシーで日本橋まで移動して、都営浅草線経由で羽田空港へ。直通35分で590円。このところの空港へのルートは、大体このパターンである。珍しく搭乗30分前に空港に着いたのに、結構な人がいて手続きに時間がかかる。夏休みってこんな感じなのか。おまけに、…

車の本と雑誌

『はしるまがるとまる―もっと楽しいクルマの運転』読了。著者のポール・フレールは、ルマンやF1でも戦ったことがあるというモーター・ジャーナリスト。前半は運転のちょっとしたコツがやさしい言葉で書いてあり、後半になると少し技術的な話が入ってくる。初…

ここ1週間

お掃除が終わったら書こう、と思っていたら、一週間経っても終わらないので仕方なくここらで書いておくことにする。いや、日記を書く時間くらいはあったのだけれど、愛用のヘッドフォンが行方不明になってしまって、半年に一度ずつ数万円単位で物を失くす自…

女流作家月間終了

先月はなんだかじっくり本を読める状態ではなかったので、未読の国産女流作家をひたすら読んだ。そこそこ名前の売れた作家さんは、1、2作は読んでおかないと、新刊memoでわけのわからないまま載せ続けないとならないので。あとは角田光代と森絵都を読めば大…

つれづれ

やっぱり体鍛えないとだめだなあ。先週末の300キロ一人ドライブは集中力とアドレナリンで乗り切ったけれど、その後のフォローがダメダメの一週間だった。タイミングも悪かったといえる。普段の私の本業では、電話で人と話す必要がほとんどないので、電話は出…

右の目と右の側頭部が痛むので、一日ベッド。よく考えたら、目をつむっていても英語のリスニングは可能なことに気付いたので、読書兼疲れたら目を閉じてリスニングの繰り返し。頭痛をだましだましなので、心が休まるものということで、買い置きの『εに誓って…

『ゴシップガール〈4〉バレンタインにそわそわ篇』セシリー・V・Z著、鹿田昌美訳、ブックデザイン:鈴木成一デザイン室、Cover photography copyright:Hubie Frowein、ソニー・マガジンズ、03/2006ニューヨークのセレブなお嬢さま方の学園話。2年ぶりの新刊…

「コーラス」に、西村しのぶが参入していてびっくり。しかも新連載ではなくて、どこかから引っ越してきた『アルコール 1 (YOUNG YOUコミックス)』(お、19日に2巻発売)。この人の場合、掲載誌のカラーと合うかどうかなんて二の次なんだよな。それでも集英社…

やれやれ、やっと連休らしい気分になってきた。2月に手配をすませて、あとは実行するだけ、という案件を3つ抱えていて、そのうち1つがやっと片付いた。2ヶ月がかり。実際要したのは12時間くらい。全く手付かずのものよりも、6割で放置したものの方が後で始末…

助教授が天才の呪縛から解放されるのはいつ?

『τになるまで待って』森博嗣著、カバーデザイン=坂野公一(welle design)、フォントディレクション=紺野慎一(凸版印刷)、ブックデザイン=熊谷博人・釜津典之、講談社、09/2005『φ』『θ』に続く、Gシリーズ第3巻。超能力者の館に調べものに出向いたC大…

無縁だったはずのもの

『もうおうちへかえりましょう』穂村弘著、小林キユウ(カバー写真)、岩瀬聡(装丁)、名久井直子(本文デザイン・DTP)、カプセルランド渋谷(撮影協力)、小学館、2004/06またしても読了前なんだけど。この間読んだ『本当はちがうんだ日記』はとても面白…

そんなところに行きたいんじゃ

『本当はちがうんだ日記』穂村弘著、田巻照敏(著者写真)、池田進吾(67)(装幀・装画)、集英社、06/2005噂の穂村弘を借りてきたので読んでみる。この間の長嶋有のエッセイ集でも大変ほめていたので安心である。と言いながらも、「面白いぞ」の評判があまり…

これからまだ仕事だっていうのに、やっと入手した『一緒に遭難したい人2』(ISBN:4063375625)を我慢しきれずに読んでしまった。だーってさあ、机の上につっぷして仮眠を取っただけで朝早くから出かけたのに、結果的には子どものおつかいになっちゃうし、国…

私の靴底のおじさん

『泣かない女はいない』長嶋有著、町口覚(マッチアンドカンパニー)装幀、森本美絵写真、河出書房新社、03/2005読み始めたら大宮の話で、それからずっと、スピッツの『大宮サンセット』が流れていた。ほんとに登場するのはボブ・マーリーであり、KISSなんだ…

『ナラタージュ』島本理生著、片岡忠彦(装丁)、Masaki Toyoura/Getty Images(写真)、角川書店、2005/02 新刊memoで上げたときに、とてもアクセスの多かった作家さん。1983年生まれなので、まだ若いですね。世代の違いのせいかどうかはわからないけれど、…

『読むのが怖い!2000年代のエンタメ本200冊徹底ガイド』北上次郎/大森望著、田中力哉(装丁・デザイン)、金英心(デザイン)、柳憲一郎(編集)、星真穂/橋中佐和/洪弘基(編集協力)、ロッキング・オン、03/2005世代間で抗争が起こらないとしたら、漫才に…

職業

『上京ものがたり』西原理恵子作、八巻和裕(編集担当)、麓愛(作画アシスタント)、星野ゆきお(VOLARE inc.)(装幀)、小学館、2004/11 誰でも最初は同じだったんだなあ、と思う。どのページに描かれていることも思い当たる。仕事で頭角を現すまでの道筋…

『幽閉』アメリー・ノトン著、伝田温訳、飯田恵(META STUDIO)装幀、ハンズ・ミケ(DTP)、中央公論新社、12/2004デニス・ルヘインの『シャッター・アイランド (ハヤカワ・ノヴェルズ)』は、こうしてみると禍根を残したわね。精神病者が出てきたら、誰が狂…

家を出るまでが大変

『ハサミを持って突っ走る』オーガステン・バロウズ著、青野聰訳、JAN STROMME(Jacket Photograph)、バジリコ、12/2004頭がおかしい人に囲まれて幼年時代を過ごすのはどんな感じかというと、多分こんな感じ。アメリカでは売れているらしい(いまだに米アマ…