悲劇のヒーローなんて、キミにはふさわしくないっ!

仕事が一段落したので、はてなの「ライコネン」関係エントリーチェック。読んでいるうちに再び悔しさが募ってくる。

あれがキミでなければ、おそらくどうということはなかったのだ。去年の琢磨とバリチェロオーバーテイクのシーンでも「無難に行って表彰台でもよかったかな」って思ってた方だし。キミのタイヤがあそこまでひどくなる前は、「おお、みんなコースアウトしまくり。満身創痍。わくわく」とか思ってたわけだし。

だけど、あの負けず嫌いのキミが、2位狙いなんかに落ちぶれるはずはない。そして、あの最後の数週のバトルを見て「キミ・ライコネンってかっこいい!感動したよ!」とか思った人もいるんだと思う。

でもねー。勝たなきゃ意味無いよ。いい勝負したからって何?

今年のニックを見ればわかるように、F1で走ってる人たちは、みんな才能には恵まれているんだよね。その中で、ごく一握りのドライバーを除いては、「速い時は速いんだけどね」と言われながらF1を去っていく。

キミはずっと特別だと信じていて、だけど昨日のレースで「特別でもチャンピオンにはなれないかもしれないんだ」っていう可能性に初めて思い至る。優勝した時以外笑顔を見せないキミの必死さを今までちゃんとわかってなかったことが悔しい。キミ、これからは空気嫁って罵られるくらい強いレーサーになってほしい。

えーと、最後まで少女趣味というのも気が引けるので、FIA(世界自動車連盟)のアンケートのサイト、FIA/AMDによる「2005年F1グランプリ世論調査を紹介しておきます。

日本語可。結構細かいけど、ボタンをぽちっと押していくだけなので、15分前後で片付くはず。「タイヤ交換復活希望」に、5段階チェックの5をつけておきました。 http://www.fia-amd-survey2005.com/Intro.aspx

キミ、次のカナダでは、太平洋を泳ぐクジラのように、悠々と走ってね(え、キミがクジラですって?)。