■
書影をクリックするとbk1の紹介ページに、ISBNをクリックすると、はてなの紹介ページに飛びます。
- 『乱歩 夜の夢こそまこと』石塚公昭著、パロル舎、2005.8、ISBN:4894190389
"こんな乱歩が見たかった! 怪人二十面相、黒蜥蜴、D坂の殺人事件…。かくもリアルな乱歩が自らの小説世界を跳梁する。乱歩の人形を作り、その作品のイメージの中で撮影した、ときにユーモラス、ときにエロティックな写真集。"
- 『ツチヤの口車』土屋賢二著、文芸春秋、2005.7、ISBN:4163673008
"「妻の最後通告」「脅し方の研究」「五千円を高いと思うかどうかで人間がわかる」など、不幸とくんずほぐれつ奮闘中。『週刊文春』連載の爆笑エッセイを単行本化。"
- 『語るに足る、ささやかな人生 アメリカの小さな町で』駒沢敏器著、日本放送出版協会、2005.7、ISBN:4140054824
"ここには乾いた温もりがある。アメリカ全土に散らばるスモールタウン。そこで出会った人々は、生きることの基本的な意味を教えてくれた。心温まる13の短編で紡ぎ出されるロード・フォークロア。ノンフィクション。" 著者の専攻はアメリカ研究学。雑誌『Switch』で編集者・取材記者を務めた後、現在フリー。著書に『街を離れて森のなかへ』など。
- 『バートルビー 偶然性について』ジョルジョ・アガンベン著、高桑和巳訳、月曜社、2005.7、ISBN:4901477188
"「する」ことも「しない」こともできる潜勢力とは何か。メルヴィルの小説「バートルビー」に忽然と現れた奇妙な主人公を、潜勢力によるあらゆる可能性の「全的回復者」として読み解く。小説の新訳を付す。"
- 『〈見えない〉欲望へ向けて クィア批評との対話』村山敏勝著、人文書院、2005.7、ISBN:4409040758
"「読む」ことは快楽である。他人を感じたいという性的な欲望がなければ、そもそもなぜ書物など読むのか。文学を読むことの快楽と、狭い意味での性的快楽との区別を、意図的に混線させる試み。"
- 『文芸評論集』富岡幸一郎著、アーツアンドクラフツ、2005.7、ISBN:4901592297
"コトバの大量消費・大量生産が始まって久しく、「言葉への危機の自覚」なしの作品や「言葉の力のリアリティも信じていない」思想の氾濫が日常化するいま、学問とは異なる、文学を批評する正当な評論集。"
- 『他者の声実在の声』野矢樹著、産業図書、2005.7、ISBN:4782801548
"哲学を読む愉しみ、哲学する愉しみ、言語・思考・無限・時間、そして他者を巡る19のエッセイを収録。「考える」ということ、「分かる」ということ、「無限」は数ではない、なぜ物は落ちるのか等をテーマに綴る。"
- 『レヴィナスとブランショ 〈他者〉を揺るがす中性的なもの』上田和彦著、水声社、2005.8、ISBN:4891765542
"〈私〉に呼びかける〈他者〉とは、誰なのか。〈他者〉の呼びかけに応える〈私〉とは、誰なのか。著者が2002年に東京大学大学院人文社会系研究科に提出した課程博士論文を単行本化。"
- 『思想のケミストリー』大沢真幸著、紀伊国屋書店、2005.8、ISBN:4314009837
"吉本隆明、折口信夫、宮沢賢治…。大沢社会学がひきおこすスリリングな思想の化学反応! 雑誌『現代詩手帖』『国文学』などに書いた文章の中から、日本の近代の思想家や作家を論じたものを収録。初の思想家・作家論集。"
- 『魅せられて 作家論集』蓮実重彦著、河出書房新社、2005.7、ISBN:4309017185
"この10年以上にわたる文学的営為の中から、単行本未収録の作家論を集成。樋口一葉から阿部和重まで。谷崎論の書き下ろしを含む必読の一冊。"
- 『小津安二郎と戦争』田中真澄著、みすず書房、2005.7、ISBN:4622071487
"戦場とは? 軍隊とは? 小津の「戦争体験」とは何だったのか。新資料を発掘しつつ解き明かされる人間ドキュメント。「小津安二郎陣中日誌」全文も収録。"
- 『論点探究憲法』駒村圭吾/小山剛編、弘文堂、2005.7、ISBN:4335353421
"憲法学説・判例に批判的・創造的に向かい合うための演習書。憲法学上重要な33のテーマを取り上げ、教科書等では深く論じられない問題へと鋭く切り込む。学説・判例と格闘するための力を養う。"
- 『樋口健二報道写真集成 日本列島’66−’05』樋口健二著、こぶし書房、2005.7、ISBN:4875591942
"四日市、白神山地林道開削、琵琶湖汚染、原発下請け労働者の被曝…闇に消される自然と人間の慟哭を写す。40年間にわたり社会的問題を撮りつづけたフォト・ドキュメンタリー。"
- 『何が私をこうさせたか 増補新装版 獄中手記』金子ふみ子著、春秋社、2005.7、ISBN:4393435109
"悲惨な境遇に抗して懸命に生きつつも、朴烈事件で大逆罪に問われ、獄中で自死した著者が、搾取と貧困と差別にみちた近代の日本を痛烈に批判。異なる民族同士の共存はどこにあるのかを問う。98年刊に次ぐ増補新装版。"
- 『日本人はどこへゆく(岸田秀対談集)』岸田秀著、青土社、2005.8、ISBN:4791762037
"純愛、性倒錯、一神教vs多神教、拉致…。日本の愛と性、心と宗教、そして世界との関係はどうなっていくのか。フロイドの精神分析をもとに「唯幻論」を打ち立てた著者が、日本を代表する知性とともに21世紀を占う。"
- 『帝国日本と華僑(シリーズ中国にとっての20世紀)日本・台湾・朝鮮』安井三吉著、青木書店、2005.7、ISBN:4250205193
"近代東北アジアの連関に新たな光をあてる。台湾領有や韓国併合により、多数の華僑を内包することになった帝国日本。その華僑政策や帝国内の華僑社会を、日中関係史の中に位置づけていく。"
- 『ポスト公共事業社会の形成(法政大学現代法研究所叢書)市民事業への道』五十嵐敬喜/萩原淳司/ 勝田美穂著、法政大学現代法研究所、2005.7、ISBN:458863027X
"いま歴史的転換を迎えようとしている公共事業。ポスト公共事業社会の形成を自治体の現場において検証するとともに、公共事業の民営化に引き続く市民事業の現状とその可能性を語る。"
- 『ドイツ市町村の地域改革と現状』森川洋著、古今書院、2005.7、ISBN:4772250999
"地方分権の発達した連邦国家、ドイツ。統計資料などを用いてドイツの市町村の全体的な概況を展望。市町村連合の事例を含めるかたちで状況を考察しまとめ、さらに日本の場合と比較することによって両者の差異を明らかにする。"
- 『破産する未来 少子高齢化と米国経済』ローレンス・J.コトリコフ/スコット・バーンズ著、中川治子訳、日本経済新聞社、2005.7、ISBN:4532351588
"2030年、米国ではベビーブーム世代の完全引退で年金・医療費の負担が耐え切れない水準にまで上昇。米国の戦慄の未来は、少子高齢化が深刻な日本にこそ当てはまる…。「世代会計」が明らかにした少子高齢化の恐るべき真実。"
- 『科学大国アメリカは原爆投下によって生まれた 巨大プロジェクトで国を変えた男』歌田明弘著、平凡社、2005.7、ISBN:4582824455
"なぜ、国家は核兵器を持ちたがるのか? 原爆開発プロジェクトは、アメリカは強い国でなければならないという信念に取り憑かれた一人の男によって推進された。新資料をもとにマンハッタン計画の知られざる真実に迫る。"
- 『その音楽の〈作者〉とは誰か リミックス・産業・著作権』増田聡著、みすず書房、2005.7、ISBN:4622071258
"「その音楽」は誰のものか? 「その音楽」とは何を指すのか? つくり手と聴き手の境界領域を、最新の緻密さで分析、錯綜する音楽シーン理解への突破口を開く。「作者性」の核心を衝く、ポピュラー音楽文化論の最前線。"
- 『音楽史ほんとうの話』西原稔著、音楽之友社、2005.8、ISBN:427635210X
"ベートーヴェンを「楽聖」に仕立てあげたのは誰? シューベルトはじつは金持ちだった? バッハから現代までのクラシック音楽の歴史を、作曲家たちの意外なエピソードでたどる、目からウロコの音楽史!"
"ことば、メロディから遺伝情報まで、著作権や特許を武器に創作・研究の自由を圧迫する企業。ヒップホップ、サンプリングからフリーソフトウェアまで、コモンズ(共有)を求める人々…。インターネット時代の壮絶な闘いに迫る。"
- 『検索エンジン戦争 インターネットの覇権をめぐる興亡と争奪戦の物語』ジェフ・ルート著、佐々木俊尚訳、アスペクト、2005.8、ISBN:475721166X
"激化する技術開発競争&ビジネス戦争。検索エンジンがわかれば、インターネットがわかる! Webマガジン連載「そこが知りたい!検索エンジンの裏側」をベースに、検索エンジンビジネスの仕組み・全体像を解説。"
- 『燃料電池自動車のすべて 世界の潮流』大聖泰弘/紙屋雄史/室岡絢司/久保則夫/成沢和幸著、山海堂、2005.7、ISBN:4381088484
"優れた潜在能力を有する燃料電池自動車について、その特徴、技術課題、将来展望などを概説する。今後の自動車の環境・エネルギー技術の概要、燃料電池自動車の特徴ならびに研究開発や実証試験の動向など全4章で構成。"
- 『アイヌ・暮らしの民具 okikurmi kamuy』萱野茂文、清水武男写真、クレオ、2005.7、ISBN:4877361103
"北の大地で生まれた暮らしの民具は、ひとりの神から授けられ、伝えられてきた、アイヌ民族の生きた証。衣、食、住、祈。4つの章のひとつひとつに、先住民族アイヌの暮らしの知恵がある。美しいカラー写真で紹介。"
- 『オキナワ宿の夜はふけて』カベルナリア吉田文・写真、東京書籍、2005.7、ISBN:4487800501
"旅人同士や宿の人、時には近所のオジィが乱入しオバァが三線片手に歌い、同じテーブルで夜中まで飲み明かし語り明かす。ガイドブックからはこぼれ落ちる「オキナワの宿」。ひとつひとつ歩いて見つけた、珠玉の33泊を紹介。"
- 『韓国は不思議な隣人』黒田勝弘著、産経新聞出版、2005.7、ISBN:4594049990
"「韓流」と「反日」の間で揺れ動く彼らの本音と建前。ソウル在住25年の記者である著者だから分かりうる韓国人の内幕を暴露。「なるほどそういうことだったのか」と思わず膝を叩いてしまう、的確な分析とエピソードが満載!"
- 『バカバカバカ!』おすぎ著、ぺんぎん書房、2005.8、ISBN:4901978624
"ちょっとは脳ミソ使いなさい。世の中・芸能界・マスコミ・人生のこと。おすぎの毒舌・痛快初エッセイ本。『薔薇族』の連載「おすぎの悪口劇場」に大幅加筆。"
- 『今日から「バッサリ」明日からスッキリ! 自分を変えたいあなたへ、50のおいしい話』和田秀樹著、G.B.、2005.8、ISBN:4901841416
"しがらみ、勝手な思い込み、広く浅い友情など、今までの考え方や習慣をバッサリ捨てることによって、あなたの人生がいいようになりそうな話を集めました。新しい自分になれる一冊。"
- 『聖者の異端書(C・novels fantasia)』内田響子著、中央公論新社、2005.7、ISBN:4125009090
"結婚式の最中、わたしの目の前で夫となるはずだった人が消えた。彼を取り戻すため、わたしは幼馴染の見習い坊主を連れて城を飛び出す…。封印された手稿が語る「名も無き姫」の冒険譚。"
- 『夢路行全集 24』夢路行著、一迅社、2005.7、ISBN:4758051615
24巻まで出たようです。早いですね。