ハンガリー、1956年

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"戦乱の時代を、いかに生くべきか? 何を、どのように探究すべきなのか? 生きて働く思想はいかに創造されるべきか? 黒田寛一の「実践と場所」全3巻の底に流れている躍動的思想を理解するための手引書。"

"55年5月のソ連ユーゴスラヴィアの和解から、ハンガリー事件当時の首相ナジの裁判が行われた58年6月までのハンガリーの対外政策について論じる。"

"ハンガリー事件の究明およびパリ・コミューン論に加えて、未発表論文を新たに追加し、著者自らが全文を改訂。オリジン出版センター1983年刊の第2版に次ぐ新版。"

"インテル創業者には、こんな過去があった−。ナチスによるユダヤ人迫害、ハンガリー動乱を体験した著者が、難民船に乗ってニューヨークに辿りつき、再出発をはじめるまでのドキュメント。"

"ハンガリー人民蜂起に対するソ連軍の弾圧を眼前に既成左翼陣営は茫然自失し、権威は失墜してゆく。1956年以降の日本論壇の構造を分析、ニュー・レフトの誕生をブリリアントに描く。87年中央公論社刊の復刊。"

"89年、ハンガリーの民主革命は頂点に達し、共産党独裁は捨てられ、国境の鉄条網は失せた。ハンガリーの歴史的な舞台の転換を見た当時の駐在大使が、56年の動乱にまで遡って解説する。"

"現代史の謎、1956年ハンガリー事件を再検証し、現代哲学の巨星ルカーチの政治思想を復位する。世界史の転換期にあって東欧革命への道を照射する労作。"

"俗流マルクス主義によって平板化されたマルクス弁証法を、主体的人間の実践を貫くものとして再建しようとする。ハンガリー革命の挫折を体験したルカーチの知的生命を賭けた著作。"