フィギュアスケートを民放でやるとは

いつのまにかグランプリ・シリーズもファイナルになってしまっていたので、慌ててエキシビションを見た(民放が2時間生中継するなんて信じられない)。ミキちゃん効果ですね。http://www.tv-asahi.co.jp/figure/

その安藤美姫、4回転どころかジャンプぼろぼろでしたね。まあ18歳であれだけ騒がれれば練習も身が入らないでしょう。ただ立っているだけでも可愛いんだから。本人もわかってるだろうし。「モデルになる」なんて言い出さずにスケートに精進してね。全日本で多少コケても多分トリノにはいけるんだろうから、それまでには調子を戻してほしい。

ラクル真央ちゃん、難なくくるくる跳びますな。しかしいかんせん色気がない。サーシャ・コーエンのようにはいかないか。

カタリーナ・ビットからフィギュアスケートを視聴し始めた者としては、トリノにはダイナミック系の荒川静香安藤美姫の両名を希望。太田由希奈ちゃん、品があって好きなんだけどなあ。あ、けがしてるのか。来シーズンまでお預けなのかな。残念。

久しぶりに見たスルツカヤ、女っぽくてかっこよかった!頬が赤すぎる(頬紅のせいか、元々そういう肌なのかはわからない)のがいつも気になってたけど、そんなことはどうでもいいや。彼女のあの演技を差し置いて、ジャンプの真央ちゃんが勝っちゃうのか...。

高橋大輔って、私の中ではジャンプをまともに跳んでいる姿を見たことがない印象だったけど、上手になっていて驚いた。スピードもあったし。しかし、男子フィギュアで神砌(畑違いだけど)が出てくるのは、もう少し待たなきゃだめらしい。こちらも1年ぶりに見たジェフリー・バトル、以前は善良そうなところが裏目に出てかっこよさを削いでいる印象でしたが、演技も表情もキレが増した感じ。日本人に人気があるのはなんとなくわかる。本当に初めて知ったのが、今回優勝したステファン・ランビエール。これはなかなか。ロジャー・フェデラーに次いで、私の応援する二番目のスイス人ということに。サンデュもプルシェンコも、トリノに向けてまだ調整中ってことなのかな?

このところペアは、中国曲芸系がのしている。これはこれで面白い。

しかし、フィギュアスケートで一番心臓を揺さぶるのは、私にとってはアイスダンスなのだ。「きゃー、なんとかさん素敵!」という楽しみ方とは対極。アイスダンスを見るためにわざわざTVをつけたりしないし、名前もうろ覚えだったりする。けれど、なんだろう。一番凝縮されたものを感じる。ステップで成り立っている部分が大きい分、一瞬たりとも揺るがせにできないということなのかな。

イギリスのトービル&ディーンも好きだったけど、やっぱりロシアのアイスダンスは絶品。ソ連がなくなっても、ちゃんとフィギュアスケートの伝統が生きているのは嬉しい。