荒川静香、ファンを裏切らず。フィギュアで日本人初、このオリンピックで初の金。試合に勝ったのみならず、天下を制す。

彼女に「金」を予想しなかった私は、気が弱かったなあ*1。反省。

前回結果を出せなかったスルツカヤとコーエンに勝手に同情していたところもあるけれど、余計なお世話だった。二人とももう、転んだくらいで演技ができなくなったり、泣き崩れたりはしないのだ。「それもまた人生」と笑って受け入れる強さを身につけた。

荒川も、8年前の映像を見ると、いかにも経験の足りない少女然としている。今の半分も美人じゃないし。それが、背が伸びて?、技術と表現力を身につけ、自信を得て、美女揃いのフィギュアスケート界でも有数の美しい選手になった。

誰にも文句は言わせない。と、存在自体が主張する。彼女がフィギュア以外の選手だったとしても、私は彼女を応援していたかもしれない。でも、フィギュアの選手でよかったなあ。あのブルーの衣装。トゥーランドット。あの舞台を見ることができて幸せ。

*1:ほら、ライコネンが勝てないのに慣れちゃってたもので。