今日は、会合が1件入っていることをうっかり忘れていて、ダブルブッキングしてしまった。そういえば、この2つの会合は、去年も重なったんだったっけ。

お茶の時間から1つめの会合開始。参加するだけのつもりで、珍しくラフな格好で出かけたところ、前に出るように指名されてちょっと慌てる。そういえば、前回の会合でそういう話があったような...。まあ、いいか。若輩者らしくて。会合の後は鰻屋で懇親会。1時間で引き払って次の会合に出るつもりだったし、朝からほとんど何も口にしていなかったので、ばくばく食べる。ついでに、京都の話とかレースの話とかしている間に、2時間経過。完全な酔っ払いになる前に失礼させていただく。

次の会合のため原宿に到着したときには、既に終了30分前だった。こちらは私が参加しなくても特に影響はないはず、だったのだが、そうでもなかったことを席に着いてから思い出す。頭が本調子でない。

この会合は基本的に飲み会はないのだが、新しいメンバーの参加もあって近くの居酒屋へ移動。原宿で飲むのも飲み会のはしごも、多分初めて。まあ、こういう日もあることだよ。

参加者総勢4人のうち、私以外の方々は、それぞれ、化学、薬学、数学専攻の方々。そもそもこの会合の参加者は、司書と理系の比率がとても高い。女性陣は私を除いて全て既婚者で、今日は皆さん帰宅してしまったけれど、すばらしく「さらさら」な感触である。専ら文学・語学・法学系の人たちとの接触が多い私は、会合に参加したての頃、その「さらさら」ぶりに感動すら覚えたのだった。

一つ印象に残ったのは、たまたま話題が「数独」のことになり、よく知らないという方のために、お一人が口頭で説明を始めたときのことである。途中で少し説明に詰まり、「書いた方が早い」とペンを取り出そうとしたとき、残りの一方が「自分がわかっていることを、いかに相手に伝えるかが、一番楽しいところじゃないか」というようなことを言って引き止めた。その方は楽器も(多分セミプロ級に)演奏なさるのだが、いかにも、音楽と数学を愛する人の発言らしいなあ、と思ったことだった。

どうやら良いお酒だったらしく、頭痛の気配もないまま、家にたどり着いた。結構対照的な二つの集まりに参加して、例によって、どちらも、完全に自分の属する世界とは思えないのだが(それはレースであっても同じである)、まあ、「ここにいてもいいよ」と言ってくれる人がいる間は、あまり考えないことにしよう。というようなことを書いておける場所があるということが、実際問題としては大事だったりする。