F1ドイツGP予選

キミ、ポール・ポジション、おめでとう。穏やかでリラックスしたライコネンを、久しぶりに見た。 "It was nice to get pole,"と話しながら思わず顔がほころぶさまは、花が咲いたよう。はにかむような笑顔は、少女のよう(いいの。言わせて)。この人は、きっと、ほんの小さな頃から、嬉しいときはこんな笑顔だったに違いない。「誰よりも速く走れた」ときの、キミの笑顔を見られる幸せ。

さあ、明日こそ勝って、ドイツ鬼門説にけりをつけようぜ。レース後はウォッカでも何でも好きなだけ飲んでくれ。ミハエルは、飲んだくれて醜態をさらすライコネンより、抱っこしたとき軽いマッサの方がお気に入りらしいけど(http://b905.ftcb.chu.jp/?eid=364024)、自分は「コース上で」目を疑うような椿事を飽きもせず繰り返してるくせに(その執念自体は見ものではある)文句を言える筋合いか。キミは、ことレースとなったら、卑怯なまねはしないよ、絶対。来年は首を洗って待ってろ。

相変わらず、キミの去就ははっきりしないみたいだけど、キミを勝たせてくれるチームなら何色でもいいや。でも、ミハエルがこの先勝てば勝つだけ、キミをフェラーリに呼び寄せる結果になり、引いては、来年キミに引導を渡される羽目になるっていうシナリオには、ちょっと引かれるものがあるな(皮肉で運命的。すてき)。

皮肉といえば、チームから去るモントーヤに、「これからは太っても構わないから」とばかりドーナツを贈ったというマクラーレンhttp://www.ayanosuke.net/mt/archives/2006/07/post_498.html)。チームに慣れないまま、実力を出し切れずに去ったイメージがあるけど、考えようによっては、「キミに勝てなかった」ってことになるのかなあ。クルサードに続く犠牲者?

意図しない人喰い。潔癖な。いつまでそんな行き方が許されるのかわからないけれど、憧れる。弱いから。