夜の表参道を歩いていたら、あちこちの店で模様替えの作業をしていた。季節の変わり目でもある朔月前夜。タグ・ホイヤーのブラット・ピットのパネルの前で、しばし立ち止まる。夜の照明の下で眺めるポスターは、なぜあんなに郷愁を誘うのでしょうね。昼間はいけ好かない表参道ヒルズの外壁に、めまぐるしく光の映像が踊る。夜はフォトジェニックで美しいと思った。

今日はリュックじゃないので、カメラが入っていない。残念。

9時過ぎてもCLOSEしていなかった「ガリャルダガランテ」というセレクトショップで、シルクとウールのストールに一目惚れ。数年前から、「服が買えないならせめてストールを買おう」という方針に切り替えたのだけれど、ストール代、馬鹿にならないなあ。でも、外国の生地、好きなの。アントワープやミラノやバルセロナに行く代わりと思えば...。美しいものを手に入れたときの浮遊感を持ってしても、現実は厳しいなあ。(09/04)