免許の教習の件に、来期の契約交渉(ってほどでもないけど)も入ってきたせいか、胃を痛めてダウン。今年は胃をやられるのも二度目かも。もともと鉄壁の胃腸を誇るせいか、「ちょっとおかしいかな?」と思っても食べてしまって、気がついたときには身動きとれない。そういえば、胃腸薬って買ったことないな。今後は買いおきしておいたほうがいいのかな。このちくちく痛むのが子宮じゃありませんように(ごはんがまずくなる話題だね)。

頭痛と肩こりと発熱が追い討ちをかける中、『神の系譜 竜の源 高句麗 (トクマ・ノベルズ)』と『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』『SPEEDBOY! (講談社BOX)』を抱えて、ベッドでつらつら。西風隆介の「神の系譜」シリーズは、2年半ぶりの復活。相変わらず人物造形は変。とってつけたような刑事事件も「QED」シリーズと同じ。でも、寺社仏閣の裏トリヴィアが健在ならそれでいいのだ。今回のお題は「渡来系の人々が信仰したといわれる寺社をとりまく伝承の、何が本当で何が嘘なのか」ということ。問題になるのが事実だけならばどうということはないのだが、その時代の政治を巻き込んで、それは優劣の問題に置き換わってしまう。民俗学とか考古学とか、大変ね(まあそこが面白くもあるけれど)。

DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』は、維新にしてはおとなしめかな。戯言少なくてさみしかったわ。『SPEEDBOY! (講談社BOX)』は、冒頭はなかなか浮遊感があって良かったのに、着地点がお決まりの愛と友情ってところがいまいち。もっと空中のバトルを楽しみたかったわ。今更気づいたけど、この人、そんなに若くはないのね。そして、掲載誌は『群像』なのね。講談社の、プレミアをつけて何とか高く売ろうとする姿勢があまり好きじゃない。

図書館戦争』を読んだ後、すぐに『内乱』に移るのが惜しくって、わざわざ『図書館警察 (文春文庫)』を借りてきたりもしたんだけど、やっぱり待てそうにない。有川浩は『クジラの彼』なる恋愛短編集を近刊で出すらしい。どうしよう、読む前から照れちゃって鳥肌立ちそう。