ここ3日間とか

なんというか、自分では全然気づいていなかったのだが、年末進行の山場は、26日に始まっていたらしい。で、28日の深夜をもって無事終了。年賀状書きが残っているとはいえ、それは別に遅れても、誰が迷惑するわけでもないのだし。

起床時間が真夜中に移行しつつあるので、25日の深夜に起き出して、そのまま26日へ突入。対外的な細かな用事を済ませるのがこの日の予定。午後から各種料金支払いのために、雨の中区役所へ。その後は、お歳暮候補をチェックするため、東京駅に移動。いつもお歳暮で利用する「揚立屋」という店のさつまあげの年内配送が、25日の午前中一杯で締切だったので、他のブランドをあたってみることにしたのだ。ネットで、東京に店舗があってそこそこ評判の良い店を探してみたところ、老舗の「徳永屋本店」が東京大丸に、「有村屋」が、銀座松坂屋と「かごしま遊楽館」に入っていることがわかった。

「徳永屋」の商品は、年配の方が好みそうな、ごてごてしていない品揃え。しかし、お歳暮用は値段も高めで、産地直送の年内分は締め切ったということだった。松坂屋の「有村屋」は、「揚立屋」と「徳永屋」の中間のようなイメージ(ほどほど保守)。しかし、お歳暮用はやはり締め切った後だった。どちらの店も、贈答用は最低3千円からとなっていて、「揚立屋」で1,500円とか2,000円の品物をよく利用する身としては若干敷居が高い。どこを選んでも味は間違いないと思うのだが、1500円程度の商品から用意している「揚立屋」は便利だなあ、と改めて思ったのだった。

贈答用でなければ、今店に並んでいる家庭用の商品を買って、そのまま手に提げて年末のご挨拶に伺うという手もある。しかし、冷たい雨がふりしきるこの日の天候では無理。最悪、年明け配送に切り替えるつもりで、この日は何も買わなかった。

前日ほとんど固形物を食べていなかったので、お弁当でも買って帰るつもりで、そのまま松坂屋の食品売場を見て回る。「スギモト」というお肉屋さんの「黒毛和牛すき重」525円が廉くておいしそうだったので立ち止まってみると、イートインコーナーでも同じ値段で出していたので、食べて帰ることにする。食事をするスペースとしては、後ろがすぐに通路で落ち着かないのだが、今日は人が少ないのでほとんど気にならない。席につくと、「ワインかオレンジジュースをサービスでお付けします」とのこと。ラッキー。お猪口サイズで出てきたワインは、コンビニ157円ワインよりはワインの味がする。普段牛丼屋さんには入れないので、お重で食べる牛すきも美味しくいただく。しかし、吉野家にワインのサービスはないだろう。勝ったね(っていうほどのことでもないか)。いつもは混むということなので、人がいないときに来られたのもラッキーだった。

帰りは、年賀状その他諸々の用意のため、ビックカメラへ。29日に所属している団体の会報発送作業があるので、インクジェット用のトナーとか、ラベル用紙とか、コピー用紙とか細々したものを購入。これで、川向こうに出かける年内の用事は終了。

帰宅してメールをチェックしていると、29日の発送作業が、明日に前倒しになったとの連絡が入っている。インクジェットプリンタでとろとろ印刷する作業に加えて、今年は、発送名簿の作成とラベル印刷係も兼ねているので、結構な作業量。前任者のワープロが壊れただかなんだかで、一から作り直し。名簿からOCRに一応は落としてはあるが、校正作業はこれから。

とりあえずは寝ることにして、また夜中に起き出す。印刷と名簿の作成自体は早朝には片付き、「A one」のサイトからラベル作成ソフトをダウンロード。マニュアルなしで試行錯誤して、エクセルのデータを貼り込み(コピー&ペーストするだけ)、多少構成の異なる送付人のラベルではリンク付けがよくわからなかったものの、午前中には一応片付く。実家からは、来春の母の個展用のはがきを作成している父から「地図をワードに貼り込むにはどうしたらいいか」という電話。昨日買い損ねたさつまあげは、改めてネットで確認したところ「有村屋」がまだ年内配送を受け付けていることがわかったので、どうしても送付が必要な3件だけ、ネット経由で注文を入れる。同時に、それぞれの送付先に、年末の予定を確認。

午後からは移動して、封入&発送作業にとりかかる。お土産にケーキをいただく。図書館で本を借り出す。前日の嵐の後の空は、つい見上げたくなるすがすがしい青さ。いつもより、遠くの景色が目に映る。いつも見ている景色を、写真に収めてみたりする。

夕方から就寝。目覚ましをかけて、全日本フィギュアの始まる時間に合わせて起床。今日は、図書館の年内最終開館日なので、最低2冊は借り出すために、すぐに片付きそうなところで『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』。おしゃれなタイトルに期待するところがあったのだが、若干期待とは異なる内容。マッド・サイエンティストのクローンとして生まれ育った、心の傷が癒えないハードボイルド弁護士の冒険譚。10年前の構想とのことで、当時であればクローン云々も、ちょっとは目新しかったかもしれない。でも、同じテイストなら、吉田秋生の『Yasha(夜叉) (1) (別コミフラワーコミックス)』の方が出来が上。そもそも、「モデルと見まごう不幸な美女」が出てくると、萎えるのよねー。美女がいけないわけじゃない。同性を納得させるのは難しいってだけで。タイトルが一番の出来だったかなあ。

図書館で本をピックアップして、全日本選手権女子フィギュア。眠くてたまらん。3時間寝て男子フリーの時間に起きるつもりが、今日は寝過ごす。夜中から今月の経費の精算を始めて、朝方終了。これでやっと「後は年賀状を書くだけ」の体制に。だけど、外付けのハードディスクに入れていたバックアップ用の「宛名職人」のフォルダに、なぜか住所録が入っていないことを発見しちゃったのよねー。一体何人分のデータを入れていたかも、ここ数年、誰に出していたのかも、じぇんじぇん記憶にない。これは、建前用のお付き合いはリセットして、必要な人にだけ出せってことかなあ。ははは。と笑ってごまかす年末だった。