昨日の携帯(PHS)選びの続き。

ソフトバンクウィルコムの二択で一晩考えた結果、ソフトバンクが「Wホワイト」プランを導入するにしても、21時〜1時の時間帯は有料のまま残されることから、結局ウィルコムに軍配を上げる。後は端末選びである。

当初は自分の分はビックカメラヨドバシカメラで購入するつもりだったが、ウィルコムの場合、オンラインのウィルコムストアでの価格が店頭とさほど変わらず、還元ポイントも結構高い。それに、通常1,000ポイントの「お友だち紹介ポイント」が、オンラインだと2,000ポイントになるということで、親の分も自分の分も、ウィルコムストアで買うことに決定。

「お友だち紹介ポイント」をゲットするためには、「親の名前で新規会員登録→親の分の電話機購入→親から私を紹介→私の名前で新規会員登録→私の分の電話機購入」という手順を踏む。

まず、実家の親の名前で新規会員登録した後、ウィルコムストア(https://store.willcom-inc.com/ec/faces/index.jsp?bc=0)のアウトレットで「WX310K」が5,800円で売っていたので、画面の見易さと、キーの押しやすさの確認のため、現物を見に行ってもらう。「見てきたけど、よくわからん。何でもいい」という電話が入る。ところが、実際購入する段になって、オプションで「データ定額」が必須になっていることに気づく。親は通話とメール以外あまり必要としないはず(多分)なので、この機種は見送り。アウトレットではなく、通常のコーナーで安い機種はというと、「WX300K」と「WX310K」が「通話パック特価」で6,800円。ポイント還元率15%。この2機種にしぼって、現物を見に行くことにする。ちなみに、1月一杯ということで「nico.」を0円で売っていたが、これは、画面もキータッチも親には厳しいだろうという判断で除外した。

自分の購入候補は、まずは「W-ZERO3[es]」である。昨日行ったビックカメラでは、[es]の現物は置いてあったものの、なぜかウィルコムのデフォルト画面にしかネットがつながらず、店員さんはそれを直せなかった。直営の「ウィルコムプラザ」であればそんなこともないだろうと、秋葉原店(シグマリオンにエッジを挿すときに、設定してもらいに行ったことがある)に行くつもりが定休日。「うちに置いてある[es]であれば、問題なくどこにでもつながります」という言葉を信じて、秋葉原ヨドバシカメラへ。

ところが、何台か置いてある端末は、昨日見たビックカメラでの端末と同様の症状を示していて、ウィルコム以外へのネット接続ができない。近くにいた店員さんでは埒があかず、「つながります」と断言した店員さんを呼び出して、さらに詳しい担当の人を呼んできてもらい、設定をデフォルトに近いところまで戻してもらって、やっと「はてな」とご対面。

うーん。遅いなあ。使いにくいなあ。という印象。多分、この手のキーボードに慣れてないせいなんだろうな。これに触ってみると、シグマリオンの使いやすさが改めてよくわかる。シグマリオンの欠点はひたすら「遅い。重いものが見られない」ということにつきた。[es]は、私の重い「新刊memo」入り日記を、けなげにもちゃんと表示する。しかし、ちょっとした動作一つ行う度に、待ち時間が妙に長く感じられる。操作性には疑問が残る。おまけに「テリオス」を二台無駄にしたシャープ製だし。

文句たらたらではあるが、ポケットからひょいっと取り出して、曲がりなりにもQWERTY配列のキーボードで文字が打てるという意味では、うちの「キーボード一家」の末っ子に加えてやってもいいかもしれない。まあ、電話はできるわけだし。

親の分の「WX300K」と「WX310K」については、「WX300K」はデザインとカメラの画素数はいまいちだが、文字が大きくなる、キーが押しやすいという点で○。「WX310K」は全く逆である。親には「WX300K」を買うことにする。

ということで、帰宅した後、親の分と自分の分の注文を無事完了。どちらのアカウントにも、3,000ポイント程度のポイントが入るはずである。ウィルコムユーザーのscinobinaさんから「お友だち紹介」してもらえばよかった、と後になって気づく。ごめんねー。

購入した後ではあったが、「WILLCOM FAN」というサイトの「WILLCOMのデメリットと薦める理由」というページは、漠然と感じていたPHSのデメリットとメリットをシンプルに説明していて、読んでいて結構納得だった。

今回の(主として親のための)携帯を選ぶにあたって、家計の事情をわかっている娘としては、結果としてウィルコム以外は選択肢に残らなかった。母は基本的に通話ができれば文句は言わないと思うが、わがままな父は「どうして山奥で通じないんだ」とか言い出しそうで心配ではある。私が過去山に登るたびに、頂上に着くとドコモ経由で実家に電話を入れたことをどうやら覚えているらしいのだが、ウィルコム経由だとそれは難しいんじゃないのかなあ。「アクティブシニア」(って言葉ありませんでしたっけ)の夢は捨ててください、と内心では思っているのであった。

私は当分、ドコモと二台体制になるけれども、エッジとの両用で「マルチパック」割引が適用になるし、実家とのたまの長電話が無料になることを考えると、通信費全体としてはむしろマイナスになると思われる。ともあれ、これで機種は決まったことなので、各地の叔母叔父にウィルコム端末を持たせようと画策する私なのであった。まずは、実家で良好な通信が可能であることを祈る。