どうもありがとうございました。

frenchballoon2007-03-28


おかげさまで、母の個展は無事終了したとのことです。30数年前に住んでいた小倉の方々を中心に、鹿児島で開催したのでは会えない方々と旧交を温めた模様。ささやかながら新しい出会いと反響もあり、次の絵を描くための活力と絵の具代はしっかり確保したようです。

絵を描くことで生計を立てているわけではないとはいえ、自分の存在意義を賭け、自作を世に問い、新しい市場を開拓し、絵を描くための費用は自分で稼ぐというのは、個人事業者としても天晴れ。自分のやることに対する迷いの無さは、むしろ羨ましいくらい。

ただ、「売るための」調査や分析とは無縁な人柄なので、その点のバックアップがあればもっと売れるのになあ、と思うのだった。売れる絵を描くことを目標に描いているわけではないけれど、絵が売れなければ絵を続けられない環境なので(なぜなら夫も子どもたちも甲斐性がないから)、「ちょっといいなあ」くらいの気持ちで立ち止まってくれる人に売るためには、もう一押しが必要かもしれない。本もとの絵の持つ力がアップすれば、それに越したことはないけれど。

私はといえば、父のワードの編集技術がここ一年で随分進化したので(ドコモの電話代がどれだけかかったことか)、簡易印刷で画集を作らせて、九州の小さな宿や病院に売り込んで歩くドライブ旅行を、ぜひ実現させたいと思っている。自分以外のものを売り込むのは楽しいんだけどなあ。

ともあれ、リアルで足を運んでくださった方も、この日記経由で個展のあれこれにおつきあいいただいた方も、三週間、どうもありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。次回もどうぞよろしくお願いします。