基本的に書店売りしないけれども、ビジネス街の本屋では比較的簡単に見つかる雑誌(「フォーサイト」とか「日経ビジネス」とか)の類が、私が歩いていける範囲の本屋には見当たらない。ので、本文を立ち読みしたければ、隣の区まで越境して出向かなくてはならないのが面倒。近所のコンビニが「財界」の取り扱いをやめてしまったのも、たまに困る。

ところで、久しぶりにコンビニで女性誌を買ってきた。「FUDGE」という名前(http://fudge.jp/)。ニューズ出版? 知らない。と思ったら「F1速報」を出してるところだった。レイアウトとかそんなに凝ってないけど、懐かしい「オリーブ」の香りが...。マルタン・マルジェラを特集ってのがいいね。和洋問わず、値段の高低問わず、男受けしなさそうなすてきなお洋服がたくさん。あっ。美容ページが無い! 音楽欄多い! 心意気だなあ。

文章が普通の日本語なのも有り難い。「お洋服至上主義」の、20代向けの雑誌かなあ。どっちにしろ、現在の自分の年齢よりは遥か下の世代のための雑誌ではあるけれど、原宿と青山、どちらも扱っているところがいい感じだ。「青山・銀座・恵比寿」で固めた雑誌は、いくらおしゃれでも手抜きに感じる。取捨選択のされていない、表の情報の羅列だから。

創刊2周年らしい。ぎらぎらしていない薄手の女性誌は、廃刊になったりテイスト変わっちゃったりしがちだけど、できるだけ今の路線で頑張ってほしい。たまに買うからさ。