frenchballoon2007-05-25


昨日2ヶ月ぶりに限定解除の教習を復活して全然ダメだったので、今日もう一度補講を受けるつもりで教習所へ出向いたところ、再検定の補講は1時間しかやらないとのこと。曲がりなりにも検定までたどり着いたわけだから、補講を何時間もやる必要はないはず、ということなのだろう。仕方ないので検定の予約を入れ、足りない部分は、友人に質問して乗り切ることにする。

話しながら頭の整理がついたせいか、やっと自分的に納得がいった感じ。歴代の教官たちは、私がわかっていないのは「半クラッチのやり方と加減」だと思っていたふしがあって、「足をこのくらい持ち上げて」とかなんとか散々言われたのだが、私が頭を悩ませていたのはそこではない。マニュアル車の速度調節全般、特に徐行の方法がわかっていなかったのだ。教習所で習うマニュアルの操作は、「発進」「停止」「ギアチェンジ」「クランクとS字」「坂道発進」等々、「点」での操作が大半である。教習が進むにつれ、後に担当した教官になるほど「教習初期の教官は何をしていたんだ」と怒っていたけれども、「点」での操作は比較的問題なくこなしていたわけだから、彼らを責めても仕方がないような気がする。

わかってみれば本当に簡単なことなのだが、要するに、マニュアル車で速度を落としたいとき、単にスピードを落としたいだけであればブレーキで調節、渋滞のようなのろのろ運転は断続クラッチで対応する、それだけのことなのだった。のろのろ運転への移行は、クラッチをまず切って、足を半クラッチの位置まで持っていく。それだけ。

「速度調節の仕方がわからない」ということでいつも頭が混乱状態だったので、本当に時間を費やしてしまった。マニュアルでは、速度調節の不手際が即エンストにつながるという点でも、心理的な負担は大きかった。今から思えば、周回コースでまず、徐行運転の練習だけを徹底してやってもらえば後が楽だったように思う。周回コースで、たまに車が詰まったときにおまけのように教えるのではなくて。

オートマでは、ポンピング・ブレーキができるようになったのがターニング・ポイントだったっけ。私にとっては、「速度を落とせる」ということが心理的にとても重要なのだろう。速さに関しては、かなりチキンだという自覚がある。

ともあれ、やっと、頭がすっきり。疑問を形にして、解決するまでのこの時間が長さが、そのまま頭の悪さだ。「止まり方なら知ってる。止まらないで、エンストさせないで、ゆっくり進ませる方法」、これだけのことがどうして言葉にならなかったことか。「おそらく、聞きたいのはこういうことなんだろう」と察する教官もいなかったのは、基本的に教官たちは、運転の上手な人種だからなのかもしれない。ちなみに、件の友人は、教習中は怒られまくりで、「本気で免許取れないかも、と何度も思った」そうだ。苦手な科目ほど、教え上手になる可能性があるってやつですね。

さて、頭でわかったのと手足が動くのはまた別の話なので、もしかすると、限定解除は今回ちょっと無理かも。今回、合格するまで日記に書くのはやめようかとも思ったが(みっともないから)、なんか、やっと公道に出て走ってみたい気になってきたので(つまり明るい気分になってきたので)、書いておく。道交法の改定で、今後の限定解除はどうなるのかなあ。中型がなんとかって言ってたけど。

近所のつぶれたファミレスが、ブックオフに変わっていた。品揃えはいまいち。でも、近いから多分、今後ともちょくちょく立ち寄ることになるでしょう。