何度か証明写真をお願いしている松屋銀座フォトスタジオから電話がかかってきて、何事だろうと思ったら、私の写真をどこぞで拾った方がいて、写真室の封筒に入っていたためそちらに連絡が行ったとのこと。限定解除関係の手続きに必要かもと思って出掛けにポケットに放り込んだのが、何かの拍子に落ちてしまったらしい。結局必要なかったので、自分では落としたことにも気づいていなかった。

写真は1枚しか入っていなかったし、破棄してもらえば済むことなのだが、せっかく拾ってくださった方にそれでは申し訳ない。写真室の方によると、拾い主は声からして年配の男性だという。億劫だが電話をかけ郵送をお願いすると「郵送には時間がかかりますから、どこかで落ち合いませんか。お困りじゃないですか」とのこと。ロマンスグレーの素敵なおじさんだったら残念だが、ここはお断りしておく。何せ相手は、10割増で写った写真を持っていて、しかも、私の電話での声は、とっても優しそうで感じが良いのだ(と後輩男子は言っていた。実物とはギャップがある由)。どんな風に誤解されるかわかったもんじゃねえ。

しかし、この日記で何度、落し物の話題を書いたかしれない。そのうち財布を落とす日も近い(ちなみに、財布を落としたことはこれまでで3回。うち2回は出てこなかった)。しかし、自分で気づいた限りにおいて、この日記に書いた落し物の発見率は100%。どこのご利益だろう。

知らんところから再び電話が入ったと思ったら、先日エコカー試乗キャンペーンに応募していたのを受け付けましたとのお知らせ。「わーい、ベンツにただで乗れるぜ」と一旦は喜んだが、保険内容を確認すると、免責補償は加入できず、免責金額は20万円!だという。プリウスなら10万円で、これは「ベンツは元の金額が高いので」とのこと。プリウスの2倍の価格なんだろうか。まあ、これまでレンタカーに乗って傷をつけたことはないし、同乗者もいるし、たかだか30分だし、きっと大丈夫。なのかなあ。右ハンドルではあるけど、ハンドルの左にウィンカーが付いてるんだよね。同乗者の方、怖い思いをさせてすみません。先に謝っておきます。

こと車に関しては、「他人に迷惑をかけても」乗る方向で行ってしまうのが習慣になりつつある。私は他人に迷惑をかけるのが嫌で、というか、迷惑をかけた時に相手が嫌そうな顔をするのを見るのがとても嫌で、自己完結する行動を好むのだが、「そうは言ってもやりたいものはやりたいんだよ!」と久しぶりに思ったのが車の運転ということになる。そういうものばかりで構成されていれば、人生楽なんだが。