随分久しぶりに、レンタルショップでCDを借りてみた。以前のようにほいほいCDを購入する余裕がなくて、とりあえず図書館で借りたり、宅配レンタルに登録してみたりしていたのだが、図書館の新譜は予約が多すぎて3年待ちだったりするし、返却期限のない宅配レンタルだと、いつまでも借りっぱなしになってしまう。まあ本当に欲しいものは結局購入するので、あまり考えることもなく過ごしてきたところ、先日入った隣町の本屋のレンタルコーナーで、「CDレンタル5枚で1000円」の表示を発見。「あれ、こんなに安いんだ」と意外に思い、改めて歩いていける範囲のレンタルショップを回ってみると、やっぱり「5枚で1000円」はかなり安いことが判明する。ということで、会員になることに。

DVDもCDも、置いている枚数自体は少ないので、とっても流行っているもの以外は見つからない。逆に言えば、巷で話題になっているタイトルは大体入っているといえる。月に5枚か10枚、適当なアルバムを落とせるなら、結構手軽な気晴らしになる。適当に5枚見繕って(ごめんよ、シカオちゃん、『LIVE BEST』は借りちまった)、おうちに持って帰った。デスクトップPCの電源がちょくちょく落ちるのもいい加減面倒なので、これを機に、iPodiTunes関係の管理はノートPCに移しかえることにして、まずiTunesをノートPCにインストール。ノートの方が若干性能がいいので、5枚のアルバムも30分足らずでダウンロード完了。以前レンタルショップに通っていたのは20年以上も前、まだレコードの時代で、重くてかさばるLPを抱えておうちに帰り、ターンテーブルにLPを載せ、針とレコードの手入れをし、針が盤面に落ちたところですばやくカセットテープレコーダーの録音ボタンを押し、片面終わったらLPをB面にひっくり返し、その作業を1枚ごとに繰り返した後は、大急ぎでまたレンタルショップに取って返したものだ。

という記憶が強烈だったため、「CDをうちまで持って帰るんじゃなくて、ノートPCを持っていけばいいんだ」ということに気がついたのは、ダウンロードが終わって随分経ってからだった(とろい)。ノートPCを抱えていって、CDを借りて、近所のマックかどこかで30分ダウンロードすれば終わり、という時代なんだなあ。

とか思いながらぼんやりしていたら、真央ちゃんの演技を見逃してしまった。グランプリシリーズって、毎週開催だったのか。「今年中に真央ちゃんを見られなかったらどうしよう」と心配したけど、今月中にもう一度見る機会があるらしい。ライコネンの乗った「F2007」のモデルカー、無事届く。フォーミュラカーの構造自体にさして興味はなかったのが、こうやって手にしてみると、ルーバーにスリットが入っていないとか、ミラーの鏡面がないとか、それはそれで気になったりする。「空力デバイスに至るまでの完全再現モデルだったら、F1の技術解説を読みながら照らし合わせができるのになあ」とか思ってしまうところが、半可通になってしまった悲しさ。「立体って、立体で見られるんだなあ」と当たり前のことに気づく。5千円で得た知覚。ライコネンライコネンであることを示すのは、カーナンバーとヘルメットだけなので、もう少しなんとかならんかなあ、と思ったり。ルーペで見ると、ヘルメットを透かしてライコネンの目鼻立ちがわかったりする、とかだと嬉しいんだけど...。まあ、妄想の類だな。