frenchballoon2008-12-06


もう眠くてたまらない目をこすりながら、ちょっとした取材のため神宮外苑。件のホンダの本社の前を通ってイチョウ並木に足を踏み入れると、見事な銀杏のじゅうたん。青空。冬の澄んだ陽射し。木々の落とすくっきりした影。散歩する人々とカメラマン多数。
そういや、聖徳記念絵画館って入ったことないなーと思いつつ、今日は草ソフトボールの取材である。ただ、身内の2、3人の写真を撮って、てきとーにテキストを入れるだけなので、気分はピクニックである。すっげー良い天気。
そんなに知り合いもいないし、手持ち無沙汰だったら困ると思って本やらPCやら抱えてきたのだが、思いの他顔見知りがいて、結構仲の良い子も来ていたりして、案外困らないのだった。「あれ、取材なの?」とあちこちで尋ねられ、「いえ、今日は身内の応援に」てな感じ。知り合い、増えたなあ。それより、みんなスポーツウェアを着ているので、普段のスーツ姿とはかなり落差があって、変に感じる。正式な参加申請をしていなかったのだが、どさくさにまぎれてお弁当も参加記念品ももらえるようである。
そのまま適当に某チームの応援に入り、「午前中の予選で敗退したら、おべんと食べて帰れるなー」と思ってたのに、3チーム総当りで2勝。午後も残るようである。いつものGX100にプラスして、望遠用として、久しぶりにFZ7を引っ張り出してきた(充電器が見つかったのは奇跡)。昼日中であれば、FZ7でもそんなに問題はない。
午後の第1試合は、あと1分粘ればそのイニングが無効になって勝てるはずだったのに、守りに入って逆転負け。連投のピッチャーも含めておじさんたちばてばてなので、「ま、いいんじゃないの」とさして悔しそうでもない。ところが、総得失点差で3位決定戦に進むことになってしまって、しかもその相手は、先ほど負けた相手である。「なんだー、終わりじゃないのかー。もう疲れたよ。勝敗、じゃんけんでいいんじゃないの?」なぞと言いつつ、何人かは控えの選手と交代して、4試合目突入。相変わらず、1回当たりの得点数が双方2ケタ超える乱打戦を、なぜか今回は、こっちのチームが制す。3位と4位じゃ、賞金が全然違うと聞く。案外、その辺のモチベーションが勝敗を分けたか(実力差は肉眼では判別できず)。
結局、慰労会のビールまで終日つきあってしまった。頭は痛いし、カメラは予備の電池まで使い果たすし、「記事書いてね」と酔っ払いから頼まれるし、もう今頃頼まれてもって感じではあるが、「取材の人」と認知されている以上は覚悟しとくべきだったと後悔先に立たず。帰りの地下鉄の中で、ああ、監督インタビューだけはしとくべきだった、監督の集合写真だけは撮っとくべきだった、と地団駄踏みたい気分である。インタビューは電話かアンケートでなんとかなるとして、写真がなあ。
いったい私は毎日何をやっておるのだろう、と痛む頭を抱えつつ、明日から数日は公式行事がないのが嬉しい。考えてもせんないことは、考えるまい。