宿題が片付いていないなりに、会合予定なしの、比較的穏やかなウィークデイ。といっても、「何やってんの? 連絡ないんだけど!」と書きたいところをぐっと我慢のメールが一本入ってますが。あともう一本、「お返事は結構でございます」っていう、これは特に不義理とは関係ないけど、なんだか気分を害しているんだなー、というメール。結構怒りっぽいことで知られている方なので、まあ、当方のメールに明らかな非があったというわけではないと思うが、しかし、何がお気に召さなかったのかはちゃんと考えてみよう。相手の要望をきちんと受け止められなかったのは確かだと思われる。「お返事は結構」と書かれているが、書かないわけにはいくまい。あと、突発事態により変更するのが筋のところを変更しない件について、「致し方ない」という全員の合意を取らなくてはならない。電話が早いが、いろいろ不義理をしているので気が重い。メールにしとこう。

昨日は、判例法の研究会に出た。当方、法律については受験勉強の真似事しかやったことがないので(法社会学の本とかは読み物として面白く読んでたけど)、一度、法律のゼミとかに参加したかったのだ。で、アメリカ人の弁護士さんで日本の大学でも教えているという先生が有志で研究会を開くというので、これはラッキー!と参加してみた次第。募集の告知をした研修会では、英語をばりばり使って仕事をしている人もたくさんいたはずなので、かなり受講者がいるかと思いきや、参加者は10人足らず(しかも半分は顔見知り)。直接仕事に関係するわけでもなし、まあ、今さらゼミって感じでもないのかもしれない。
当方にとっては、拾い物でした。懸案の英語は、先生が日本人慣れしていて、すごくゆっくり、わかりやすい英語で説明してくれるので(多分、ちょっと英語のわかる日本の法律関係者向け、という想定でアレンジされた英語なので、英会話学校より全然楽。語彙はともかく、文法は中学レベルくらいじゃないかしら)、大体のところは理解できる。質問もしやすい雰囲気。それより何より、先生のお人柄が篤実そうなこと(なんだか半分日本人みたいな感じになっているのは、奥さんがもしかすると日本人なのかも)、そして、「その判例がなぜそうなっているか」を話し合う中で、常に理念と歴史の問題に立ち返るところが、個人的には快哉!でした。法社会学の読書と業務用研修のミッシング・リンクがここに! てな感じ。重要ポイントについては突っ込みも入るので、課題を割り振られた人間にとっては、実は大変でもある。ちなみに、先生というものは「説明する」人ではなく、「質問する」人なのだそうだ。この辺もいい感じだ。英語のリハビリに良し、法律の糸口に良し、10人程度の参加者は、仲良くなるにはちょうど良い人数だということは広報塾で経験済み。
しかし、業務には結びつかないのに、今いる場所で広報に出会い、英語の講義に出会い、一緒に講義を受けられる友人とも一応出会ったのだから、なんだか縁とか運とかいうものは不思議なものだなあ、と思う(ちょっとは法律に近づきつつある、のか?)。
さあ、来年からバイト生活なのに、このいい流れを断ち切らずにやっていけるのか。本当の運試しはここから。