ちょっと女友だちに電話をして、結局、やらなきゃならないことも、心の持ち方も、あまり迷う余地はないことを、言葉にして確認してもらう。

ってことで、しくしく泣きながらちまちま作業を。「あなたがやりきれるかどうかが問題だね」と、厳しく、かつ信頼して見ていてくれる方々を二、三、頭に置いて。

ところで、男の人は「頑張る女の人」に対する嗜好があることにこのところ気づいた。「健気」あるいは「優等生」嗜好のバージョン違い。具体的かつ「見える」頑張りってどうなのよ、と個人的には思うけれど、まあ、おそらく、男の人自身が本気で頑張ってるんだろうなと。英語教材ならまだしも、成功体験のテープを通勤電車で聴くとか。ビジネス書、きっと本気で読んでいるに違いない。

ビジネスのハウツー本は、20代の後半から30代の前半までは本気で読んだ。その後は、「ここで書いている世界に属さない女の人たちを何だと心得てるんだ」と、「そういう世界もあるよね」目線で読むように。子育てしながら立派な仕事をし、「そこそこ」稼ぐ女性の同業者たち、いいじゃない。素晴らしいじゃない。

そう思ってるのは嘘じゃない。でも、「曲がりなりにも一人で自営で食べている」ことに対する「同等」の扱いを、手放すのはつらい(そう思ってなければ、「彼女はダンナに食べさせてもらってるんだろうし」なんていう発言は出てこない)。

自分が依存心が強いこと/無目的に生きていることは自覚している。でも、独立した職業人への志向は、全く別のこと。苦手でも必要なことはある。だから、しくしくちまちまと。