ところで、このところよく揺れませんか?

映画を見に池袋。ついでに、金曜日に某所に置き忘れた、表紙が漫画の文庫本を探して池袋西武リブロへ。東京駅周辺と新宿のブックファーストでは置いていなかった1999年発行のX文庫があっさり手に入る。

リブロの評判は大昔ほどにはよくないけれど、やっぱり「本屋といえばリブロ」の生活を15年続けただけに勝手知ったる実家のごとし(しかしちっとも変わらないね)。昔話をすると、上京してきた当時リブロは西武のパルコ寄りの上層階にあって、あの細長い建物のどこをどう上がれば本屋にたどり着けるかを発見するまでにかなりの時間を要した記憶がある(多分、人に聞くことすらできなかったんだろう)。

本屋といえばもう一つ、池袋線沿線の学生町に住んでいた時は、駅前の小さな本屋さんが御用達だった。何か読みたいけど特に買うものがない夜は、そこの本屋で書棚一段占領していた『パタリロ』を一冊買って帰った。深夜まで開いているだけが取りえだと思っていた「まんがと雑誌しか置いてない」町の本屋の有り難さを知ったのは、学生のいない街に越してからである。『パタリロ』(白泉社のコミックス版)は以来買うチャンスがない。

ところで、件のX文庫は、図書館から借りた本を置き忘れたもの。新品をお返しする形で構わないのだろうか。絶版本、稀購本でなくてよかった。ついでに、そりの合わなかった『デスノート』の一巻と、ジャネット・イヴァノヴィッチのステファニー・シリーズのうち、一冊だけ所蔵が抜けている巻も寄贈してしまおう。