十牛図

最初に見たのは京極夏彦の何か。その後佐渡の「桃華園」という宿の本棚でちくま学芸文庫版を見つけて、帰ってから購入しました(でも読んでない)。

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"「十牛図」は「本当の自分」を牛にたとえ、探し求める物語。しかし、煩悩という草がその姿を隠します。牛は見つかるのでしょうか…。「悟りとは何か」という問いを、10の絵と詩で綴った「禅の智慧」。"

"真の「道元禅の直系」、「真理」を徹底して見破った「得道の禅僧」のみが語りうる深淵なる境涯。原田祖岳の著作の保存版、待望の復刊。巻末には「自伝」を分載。1巻では「人生の目的」「正しい仏教」「十牛図講話」等を収録。"

"武蔵野大学通信教育部のテキストとして、初学者向けに書かれたもの。仏教とは何かから説き起こし、ゴータマ・ブッダの生涯、仏教の基本思想を解説。さらに中国の禅宗で成立した「十牛図」という文献に沿って、自己を見つめる。"

"禅書「十牛図」を手がかりに、〈真の自己〉探求のプロセスを10の段階で提示。自己とは何か。自己を見失い彷徨する人々に必読の書。1991年刊の新装。"

"「今の自分は本当の自分か」と、誰でも時には考える。禅の教科書「十牛図」をガイドブックに、仏教、原子物理学、生物学などを折りまぜながら、「わたしとは何か」を考える。"

"挫折・転換・精進・飛躍…。見失った牛を探し求める牛飼いのように、真の自己を求めて禅の道を歩む者の道しるべ「十牛図」を、思索と研鑽を通して語る。「坐禅と参禅」、リース・グレーニング「参禅記」も収録。"

  • オンライン書店ビーケーワン:鳥姫伝 『鳥姫伝(ハヤカワ文庫 FT)』バリー・ヒューガート著、和爾桃子訳、早川書房、2002.3、ISBN:4150203083

"[世界幻想文学大賞受賞]唐代中国の静かな村で子どもたちが謎の病に倒れた。純朴な村の少年十牛(じゅうぎゅう)と、抜群の頭脳を持つ老賢者李高(リーカオ)は、唯一の治療法である幻の薬草を捜して旅に出る。中国全土を巡り、数々の魔物と闘ううち耳にした手がかりは、鳥姫の不思議な伝説だった――奇想天外かつ幻想的な中国ファンタジイ." ちょっと番外だけど面白そう。

  • オンライン書店ビーケーワン:江戸文学と出版メディア 『江戸文学と出版メディア 近世前期小説を中心に』富士昭雄編、富士昭雄著者代表、笠間書院、2001.10、ISBN:4305702371

"江戸は日本の出版ルネサンスであり、書肆を介して文学が育まれ、生産された時代である。近世前期小説を中心として作者・作品と版元・読者との関係などを検討することで、江戸の文化史、メディア論等の新しい相貌を展開する。"

"「禅における身体の意義について」「禅の行の実際と理論」「天台小止観」「日常生活の中の禅」など、禅と身心をテーマにした論考11編を収録。"

"汝、自らを知れ−。「廓庵の十牛図」と「トマスの福音書」を手がかりとして、自己認識の意味とその重要性を問う。"

"古来禅書としては珍しく、絵画入りのため広く一般の人々にまで愛読されてきた「十牛図」。この十牛の図の十段階の修行プロセスを、茶道を修行している者が稽古の過程で目標とできるよう易しく解説。"

"釈迦涅槃図や捨身飼虎図、曼荼羅聖徳太子などを描いた祖師図、十牛図寒山・拾得図などの禅宗図、須弥山世界図、七福神など、著名な仏画の解釈のポイントを紹介する。〈ソフトカバー〉"

"意識進化の10の段階を「エニアグラム」と禅の「十牛図」で読み解く。禅の「十牛図」、「第八図」〜「第十図」が示す意識進化の「新たな地平」とは?"

"禅文化の領域別に秀作論文を集大成したシリーズ第3巻。中世に端を発する芸文の世界で最も禅宗と深い関係を持ち続けてきた茶道、禅宗への帰依が明らかになった世阿弥についてなど、禅と茶、禅と能楽をめぐる論文10編を収録。"

"「現代日本人の心の問題」を説き明かすために、今日の日本人の信仰にかかわる宗教の教義や活動について網羅的にとりあげ、客観的に明らかにする。〈ソフトカバー〉"

"禅の思想を伝える名著、「無門関」「十牛図」「碧巌録」「臨済録」の解説がこの一冊の中に凝集。著者の僧堂修行の体験を織りまぜながら、平易にひもといた〈悟り〉への入門書。*"

"中国の宋の時代に禅の啓蒙書として考案され、後にハイデッガーに激賞された、禅の道標「十牛図」の各段階を、実在の修業者の姿をとおして実感的に解説。成立の背景や、原文・読み下し・現代語訳を付した「十牛図」入門の決定版。"

"悟ったら自分はどうなるのか。人生はどうなってしまうのか。結論をいえば、悟っても何も変わらない、しかしすべてが変わる。矛盾しているが真実である。日常の中での悟りと修行を分かりやすく解説する。〈ソフトカバー〉"

"人間存在は「世界の内に」あり、世界は「限りない開け」に於てある。この二重の「於てある」を、ハイデッガー存在論、ボルノウの空間論、エリアーデヒエロファニー論、西田の場所論などを手がかりに、禅の十牛図、詩、俳句などに照して論述。"