まあ、今年はアロンソの年だったということで。

F1今季最終戦、中国GP。ぶっちぎりでアロンソ1位。ライコネンは、ラスト2周でファステスト・ラップを記録するも、ぜんっぜん届かず。昨日の予選でライコネン3位と聞いたときは、「今日は余裕で優勝だね」と思ってたんだけど。そして、アロンソライコネンの一騎打ちside by sideが、既にプログラムには印刷済み、くらいのつもりでいたんだけど。

残念なレース。でも悔しいのとはちょっと違うかな。「悔しい」っていうのは、基本的に「いい走りをしていたのに」何か不本意な要因で勝てなかったときに覚える感情だから。ライコのためなら7万円くらい(今回の鈴鹿の諸経費ね)は費やしてもかまわないと思っている私だけれど、今日の走りについては、良くは言えない。「精彩がない」「印象的でない」「最初から最後まで重い燃料を入れたまま走っているような」走りだったなあ。

もう一言いえば「鈴鹿でいい走りをしたので安心してぐっすり眠っていたらいつのまにか今日になっていて、さっき起きた」ような走りというか(笑)。

とにかく、レースをさせてもらえませんでした。

そもそも、バトルする暇なんてなかったよね。セーフティ・カーが結局、何周走ってたんだっけ。徐行とピットストップ、スピン、スローダウン、クラッシュ。モントーヤが踏んづけたのは、排水溝の蓋ですって?また、一旦道路に何やかにや散らばると、いつまでもいつまでもいつまでも片付けてるのよね。おまけに、画面はなんだか、5位-10位くらいしか映してくれないし。じっと見てるのに、ザッピングしてるような落ち着かないレースだったなあ。

そんな中で、画面からも速さが伝わってきたアロンソはまあ、偉かった。セーフティ・カー導入中、フィジケラが故意にペースを落として、ライコネン以下後続の車を抑えたということでペナルティをくらってたけど、ライコネンにいつもの速さがあれば、そうなる前にフィジケラを抜いてたはずだし。「速くないマクラーレン」って、今季後半、初めて見たかも。

たなぼたを拾ったラルフも、良かったね。鈴鹿ではセーフティ・カー導入に泣かされたけど、今回はうまいこと助けられました。

ドライバーズもコンストラクターズも、ポイントという点では今日のこの人の働きが重要だったのに、相変わらず働けなかったモントーヤ。今年一年、何が悪かったというよりは、マクラーレンに馴染めなかったのよね。

ライコネン最多勝も結局、アロンソと分け合う形になっちゃって、それはちょっと残念だったな。まあ、今シーズンも終わり。キミ、一年で顔がちょっと老けたね(笑)。少年のような顔に皺が刻まれるようになっても、額がどんどん広くなっても、来年も応援してるよ*1。今夜は安らかな眠りを。

*1:来年も愛してます。