年間特集号発売待ち。

今月の「F1グランプリ特集」だけは購入しようかな、と思って書店でのぞいたら、鈴鹿でのライコネンの雄姿なんかほんのぽっちりで、アロンソ年間優勝の記事ばっかり。ふーん、タイトルホルダーはやっぱり強いのね。各ドライバーへの「今年一年を振り返って」みたいなインタビューも載っているけれど、これ、鈴鹿前の収録だよね?それにしても、せっかく日本での本国開催グランプリなんだから、もう少し特集色があってもよさそうなのに。

ライコネン独占インタビュー」を組んだF1のオフィシャルサイト*1の方が、よくわかってる。「2005年シーズン総括」も出てます。

あ、でも、「F1グランプリ特集」のフジテレビの日本初鈴鹿生中継についての記事は面白く読んだかな。琢磨が早々と脱落したにも関わらず、視聴率は落ちなかったこと等。中国GPのような展開だったら、初めて見る人は面食らったかもしれないけれど、今年の鈴鹿は、初心者にも面白いレースだったんじゃないかと思う。あの菊花賞の平均視聴率が7.3%(以下ビデオリサーチ)だということを考えれば、10.3%はやっぱり健闘。ちなみに日本シリーズ第1戦は19.7%取ってるんですね。

日本人のF1王者を誕生させたいのであれば、裾野を広げることも重要なんだから、年一回競馬を犠牲にしての生中継くらい継続してほしいものだ。F1のTV中継「全く観たくない」っていう20代男性をつかまえるにはそのくらいしなきゃ。ところで、「一部のキャスターのしゃべりがうるさい」という声もあるけれど、私はその辺りは全然平気。山田優ちゃんがもの食べながらしゃべってても平気。淡々と技術解説を聞くのもいいけど、野球だって「入った〜!ホームラーン!」ってやってるじゃない。素人は気にしません。ただし、ドライバーの名前を間違えるのは勘弁してほしい。

車情報の「レスポンス」のサイトで、一度やろうと思っていたライコネン関連記事検索(主に写真のダウンロード)をやっと決行。ベルガー好きの友人から「ライコネンって顔が暗いよね」と言われて「あの笑顔の威力を知らないな?」と返したものだが、いや、確かに、5年分の写真を見比べてみると、ここ2年で彼は、随分厳しい顔になりましたね。

2003年くらいまでの写真を見ると、ほんっとに笑顔が脳天気だもの。2001年12月の記事で「最年少のワールドチャンピオンになれたら最高だと思うんだ。」なんていう発言を読むと、今さらながら彼の潰えた野望に胸が痛む。私が鈴鹿にF1を観にいった2001年(ずっと2002年だと勘違いしてたけど、2001年でした)は、ルーキーの当たり年で、すでにシーズン開始直後の4月に、ライコネンモントーヤアロンソの将来の活躍を予言している記事を発見(「【F1開幕ダッシュ分析 Part. 3】新人もデビュー前にコースを熟知」)。「アロンゾはひょっとすると大化けするかも」と書いた編集部の方は、今頃鼻が高いかも。

...アロンソのことはどうでもいいんだ。キミ、来年こそ!!!

「走ることしか頭にない男」の一年をきっちり書いた年間特集号が出ますように(ついでにポスターも希望)。

*1:すみませーん。FIAとF1のサイトを混同していた(有り得ない!)ので訂正しました。