本とiPod

bk1から「日頃のご愛顧感謝ギフト券」500円分が届いたので(税抜き3000円以上の注文に適用)、一冊は『特盛! SF翻訳講座 翻訳のウラ技、業界のウラ話』でいいとして、もう一冊を選べないのだった。困ったときのINAX BOOKLET頼みでサイトをあたってみるも、ますます迷う上に、過去何を買っていて何を買っていないのか思い出せない。樹木図鑑も手元に一冊必要だが、これは書店で現物を見て選ばなくては。『蒲公英草紙 常野物語 (常野物語)』がイマイチだったので、『エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)』もまずは読んでみてからだし。『光の帝国 常野物語 (常野物語)』に思い入れが深い分、怖くて読めないよう、とか思っているうちに、図書館での予約件数は150件超えてるし。

去年辺りまで、最寄の図書館に新刊が入るのは発売後1ヶ月が目安だったはずが、いつのまにか、20日程度に短縮されている気が。『ヒストリアン・I』の予約件数も既に100件超えてるか。『阿部和重対談集』は、いつになったら入れてくれるのかしら。

"水平線ばかりひたすら撮った"という内容紹介がずっと引っかかっている『borders』は、税込2,940円。「絶対お薦め!」という書評が出てればとっくに買っているはずなんだけど...。この日記の「新刊memo」で紹介した本も、9月以降分はダブルチェックが済んでないのよね。

ほどほどに近所の本屋は、一見普通の街の本屋なのだが、なぜか「本についての本」や「図書館についての本」がさりげなくたくさん置いてある。確定申告後の初購入は『アジアの本・文字・デザイン―杉浦康平とアジアの仲間たちが語る』になった。確定申告後の初読みは『厭魅の如き憑くもの (ミステリー・リーグ)』。こわくないー!!(ぶーぶー)。『蛇棺葬 (講談社ノベルス)』や『百蛇堂 (講談社ノベルス)』は、読んだことを後悔するほど怖かったのにー。相変わらず「足を踏み入れてはならない土地」の空気を書かせたらピカイチだけどさ。「お前の人生は恐怖に彩られ、差し伸べられた救いの手に助かった、と安堵したのも束の間、お前の腕には鋭い鉤爪が食い込み、前を行く男の容貌を最早思い出すことはできない」。やがて振り向いた男が言うの。「お前さんの見たのはこんな顔だったかい?」。

現在は『冷血』の終章を読んでいるところ。多分『叶えられた祈り』も読むでしょう。『ティファニーで朝食を (新潮文庫)』までは手が回らない。嶽本野ばらは『シシリエンヌ』から入っちゃった。こちらは確定申告中に一気読み。細部はよくできてると思うけど(「MilkBoy」なつかしい)、恋愛小説としては古典的すぎる。何かの本歌取りなのかな。真っ赤な表紙に『赤い竪琴』を連想するけれど、奇怪なことに内容を全く思い出せない。いずれにせよ、同じようなテーマなら津原泰水で読みたいと思うのは、多分巧拙ではなくて好みの問題。

今年に入って調子が悪くなってしまっていたiPodを、やっと買い替える。アップル商品は量販店で買っても確かポイント還元はなかったような気がするので、去年一年かかって貯めたアフィリエイト・ポイント(11,679円分)を放出して、アマゾンで『asin:B0007YT8XO:title』購入。1GBバージョンについては、現在キャンペーンを行っているが、1GBではいかにも容量が小さい。これまで使っていたのが10GBバージョンなので、せめて4GBくらいは欲しかったところだが、背に腹は代えられず。ということで、この日記経由でアマゾンでお買い物してくださった方、おかげさまで、再び音楽と一緒に街歩きできます。この場を借りて御礼申し上げます。