デジカメ参考書

徹夜して、銀行とか図書館とか。午後帰宅したら、さすがに少し頭痛がするので休む。夕方ちょっと起きて、またしても眠る。翌早朝まで。

先週レース&帰省のため旅行するにあたって、そろそろちゃんと写真を撮りたいという希望があったので、参考書を何点か読んだ。以下、感想やメモなど。

1. 『いきなり上手くなる!プロのデジカメ写真術』齋藤清貴著、装丁坂川事務所、草思社、2006/05

本屋さんで見たとき、技術的にこのくらい上手であれば、写真も楽しかろうと思った本。著者の斉藤清貴氏は、アイドルの写真集をたくさん撮っている人。映画『恋愛寫眞 - Collage of Our Life - [DVD]』の、カメラマン役の松田龍平がニューヨークで撮ったという設定の写真も、この人が撮影したものだそうだ。
あまり、「芸術写真」という感じではないので、ついうっかりこういう写真が撮れそうな気がしてしまうのだが、もちろん無理(だということくらいはわかる)。
でも、初心者が手に取ることも想定される本なんだから、個々の写真の撮影情報くらいは載せてほしかったなあ。

2. 『デジタル一眼つかいこなし百科―簡単・ラクラク・まるわかり (双葉社スーパームック)』谷口泉著・監修、双葉社、2005/06

実質、これが初めて読んだ参考書。撮影のヒント部分だけ読む。私の持っているFZ-7はデジタル一眼レフではないけれど、多少の操作はできるので。これを読んで、「絞り優先」「ISO100」「露出アンダー気味」「太陽光モード」「JPEG6M高画質で記録」「コントラスト/シャープネス/彩度全て高」をデフォルトに設定した。

3. 『一眼デジカメ虎の巻 (講談社+α新書)』吉田繁/蟹江節子著、本文デザイン・イラスト:川村千秋、講談社、2004/06

旅行に抱えていった本。新書だし、初心者が疑問を持つ点が上手にピックアップされていて、使い勝手がよかった。「夕焼けを赤く撮る方法」「夜桜を華やかに撮影したい」「地平線を画面のどの辺に持ってくるか」「花はズームレンズのどのあたりで撮影するか」「グラスファイバー製の軽い三脚を持とう」「鼻デカ写真の撮り方」「動くものを撮るときのシャッタースピード」「本や雑誌をきれいに複写したい」等々、今読み返しても役に立ちそうな情報がたくさん(なんでこんなに覚えてないの)。

具体的には、レースで車を撮るとか(結局ちゃんと撮れず)、母の絵を撮るとか(どうして四角のものがあんなに歪むの?)、動物の鼻先写真を撮るとか(ファインダをじっくり見る余裕なんかなかった)、そういった際に参考になった。次に出かけるときも持っていこうっと。

4. 『はじめてのGIMP―無料で使えるペイントツールの決定版! (I・O BOOKS)』はせべれいこ著、工学社、2006/07

デジカメを買って、たまたま画像編集用のフリーソフトが欲しいなあ、と思っていたときに、はてな経由でGIMPを知ったので購入した本。とりあえずは、露出を失敗した写真の補正くらいにしか使わないと思うけど、細かいことができる分、実は却って設定が面倒かも。次は、自分の写真を加工したポストカードでも作るかな。さあ、これで私も「写真を送りつける鬱陶しい人」の仲間入りだわ。

5. 『カメラレシピ―毎日を特別なものにするためのフォトレッスン (マーブルブックス)赤荻武著、マーブルトロン、2005/09

これは、カメラを買うことを考えていなかった頃に読んだ本。番外編として。どこかで見たような、中途半端に上手な写真じゃなくて、下手でも自分らしい写真を撮ろうよ、という本。しかし、「ありのままの写真を撮ればいい」というものではない。むしろ逆。小道具を持ち込んで、自分の写真を演出してみよう、写真を撮るという状況自体を楽しもう、というところが面白い。公園に行くならフリスビーを持っていこうとか、寒い場所で撮るなら豚汁を用意しようとか。上手に撮る工夫ではなくて、「楽しむ工夫」。手垢のついた言葉で言えば、ストーリーを作る工夫ってことでしょうか。