徹夜してお昼過ぎまで

特段何をしたというわけでもないのに、気がついたら、iTunesの再生速度がどうもおかしい。通常の速さが33回転なら、35か36回転くらいは回っている感じ。音程まで狂っているかどうかは判断できないけども、フレーズの処理が異様にせわしなく、説得力に欠けることはなはだしい。取りあえずいったんソフトを終了して起動し直し、それで効かないので再起動をかけ、それでもダメなので、ついでにiTunesを7.0.2にバージョンアップ。「これでどうだ!」と再生してみても状況変わらず。

「いや、酔っ払ったおじさんの歌ほど聞き苦しくはない。こんなもんだと思えば思えなくも」ないということはやっぱりなくて、あまりそれまでいじらなかった「設定」を開いてみると、サウンドエンハンサーとかイコライザーとか面白そうなものが出てきた。前のバージョンでも、こんなにバリエーションあったのかな?曲を再生しながら、いちいち手動でイコライザーを調節していたら、面白くてたまらん。YMOを実験台にあれこれ試している間に、溶けてバターになってしまった虎のように疲れ果てた。まあ、しばらくは様子見である。シカオちゃんの腹に来るリズム・セクションとはしばらくお別れ。

そういえば、修理に出す前のこのPCには深刻な持病があって、言語バーの設定をしようとすると「見つからない」だか「開けない」だかと言われて、多言語の設定ができない状態であった。この間ハードディスクを総とっかえした際に、ウィンドウズも再インストールしたはずなので、試しにその箇所を触ってみると、「ナニ、簡体字を打ってみたいわけ?」というレスポンスが。自分のPCのキーボードで、英語以外を打つのは初めて。ちょっとした感激を味わう。XPには良いところもある。たまにはほめておこう。だから、MP3もちゃんと再生してくれよ。

徹夜明けなので、お昼から3時間ほどお昼寝。縁もゆかりもないタイの奥地に集団でバスをチャーターして出かけたところ、置いてきぼりになった上に財布には千円しかないという夢を見た。幸い母と同郷の家族が住んでいて、列車に1時間ほど乗れば首都に戻れるという。「多少遠回りになるが、海沿いではなく、山の中を走る路線に乗りましょう」とのこと。何事もなく無事に首都に戻り、送ってくれた女の人はどうなったのか、戻った先が置き去りにした人たちの集団だったのか、その辺りは曖昧である。

だんだん寒くなってきたので、外出を取りやめる。