今日から寒くなるんじゃなかったっけ? 陽が射していれば日中は暖かい部屋なので、よくわからないなあ。今日から年賀状書き。裏面のデザインは『2007年版スーパーデザイン年賀状』からいくつか見繕う。このシリーズを買うのは、今年でもう3年目。2005年に最初の1冊が出るまで、年賀状のデザインを選ぶのは大変だった。今は「おしゃれ」を売りにした図案集が他にも結構出ているけれど、結局私にとっては、この本が一番使い勝手がよい。どの図案にしようかなあ。迷う。

朝方まで経費のまとめをしていて、bk1の新刊も上げたし、ちょっと横になるついでに手に取った『レインツリーの国』は、あっという間に読了。読まずに取っておくにはあまりにページ数が少なかったもんで(がっかり)、もうこれは読んでしまおうと思って。一緒に借りてきた『ピカルディの薔薇』も、今晩までは保たないだろうな。がしかし! 案ずるに及ばず。いざとなったら、神棚に飾ってある登美彦さんの2冊を押し頂けばよいのである。勿体無くって決心つかないけど。あと18冊借りてるしね。期限切れの本も抱えてるしね。

ご本人によると「真っ向勝負で飛び道具なしの恋愛物」である『レインツリーの国』。やっぱり、飛び道具あった方が楽しいかも。新潮社装丁室のいつもながら趣味の良い装丁は、この場合少し物足りないかも。ちょぼちょぼ食い足りないところはあるけれども、まあそんなことは置いといて。事故で難聴になってしまった女の子と、快活でスポーツもできて、それでいて、少年の時に読んだライトノベルの結末をずっと気にかけている男の子の、ネットで始まった恋。

有川浩の恋愛小説って、私の「心のチキンスープ」なのよねえ。男が優しい。現実にはあり得ないほど。「キミにはボディコンを着てほしいんだ」的な意見をする男はいても、相手に何が似合うか、何が必要かを本当に考えてくれる男ってなかなかいないじゃない。要するに「相手のことを考える」希少価値の高い男の子が、どの作品にも登場する。それだけで「くぅ。癒される」ってな感じなのである。

ところで、『図書館』シリーズは、3冊目以降も続くんだろうか。王子様=堂上教官だと発覚してハッピーエンドってところまでは想像の範疇だけど、今までの有川作品は、そこでお話も完結するわけで、「両想い後」がどうなるのか、いまいち想像できない。ただ「図書館」にまつわるネタはまだまだ尽きないはずで(「検閲」が改めて身近に感じられる今日この頃)、そうなると小娘柴崎と手塚の出番だったりするのかな、と思ったり。

このシリーズ、本を愛する人ならもれなく快哉を叫ぶ設定だと思うのよね。もし力ずくで本を奪いにくる非道の輩がいたら、かっこよく自分も腕力で対抗したい。その気持ちなら人一倍持ち合わせているのに、いかんせん自分には腕力がない。「本を守る兵士」になら、自分もなってみせよう。という妄想がむくむくと膨らんで、読んでいる間はいつのまにか山猿郁チャンに変身。たまに、司書さんたちと顔を合わせる機会があって、この本を薦めずにいるのに苦労する私なのだった。

話は変わって、この間の最終回を見損ねた「のだめ」の何が気になっているかというと(原作は未読)、千秋様がのだめに、何と言って「敗北宣言」をしたのかということ。千秋にとってのだめは、正気で考えたら恋愛の対象ではあり得ない。そういう相手が、自分に必要欠くべからざる存在だとわかったときに、どういう反応をしたのだろうかと。ドラマは原作通りだというから、そのうちネットカフェででも確認しよう。

昨夜のスケートの話もちょこっと。ここ数日、夕方に寝て夜中に起きる生活だったので、女子の最終組のあたりですでにうつらうつら。どうやら中野友加里嬢がいい顔で演技していた記憶がうっすらと。村主嬢は、既に若干あきらめ気味な感じに見えた。真央ちゃんと安藤美姫は、今シーズンの実力通り。

「ファンだ」と公言していた割に、演技自体の記憶はもう薄れかけていた太田由希奈ちゃんと、やっと再会。そう、こういう滑りだった。スピンに移行するときのちょっとしたポーズに、はっとする。人間の身体の動きには、まだまだ可能性があるのだと思わせる。3回転も無難に決めて、それでも7位。女子の層の厚さに阻まれた格好。怪我が完治することはないというのは残念だけど、もう一度世界の舞台で競う日が来てほしいなあ。

携帯のアラームを鳴らし続けていたにも関わらず、男子のフリーは起きられず。またしても織田信成君のフリーを見損ねてしまった。またしても大泣きしている顔を見てしまった。「この子、会うときはいつも泣いてるんだよな。俺が守ってやらなきゃ」と、男女逆なら思ったかもしれん。そんなに泣くなー。素質と個性は、高橋大輔に負けてないぞ。世界選手権に期待、である。