買ったまま放っておいた『大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))』をやっとこさ読んだ。pêle-mêleさんがよしながふみを何度か取り上げていたのを覚えていて、でも、著作の一覧を見る限りではあまりそそらないなあ、というのもあって、ブックオフで探して購入しておいたものだ(すぐに見つかってよかった)。

未読の本(殊にフィクション)についての書評は、その人が「ほめている/けなしている」という情報だけチェックして後は読まないことが多いのだが、今回はその習慣に大いに助けられた。巷で「大奥物」が大流行していることもあって、「どうせこれまでの史実の焼き直しでしょ?」くらいに思って読み始めたのだが...。

冒頭10ページ目くらいで、あんぐり口が開く。「焼き直し」というか「新解釈」というか、もはやSFというか。BL作家でこの絵柄で、こんな大それたことをやるか!

とりあえず、この作品については今後もチェック(今更ですが)。掲載誌は「メロディ」とのこと。『どいつもこいつも』終了後は読んでないけど(コンビニに入らないし)、きっといい編集さんがいるのね。

すっかり漫画全般に疎くなっているので、最寄の図書館にあった『ぱふ 2006年 04月号(2005年まんがベストテン)』を借りてきた。昔、西炯子をここ経由で発見したことを思い出して。しかし、十数年見ない間に(...)、『ぱふ』は、私のような者が手に取れる雑誌ではなくなっていたのだった。掲載作品の9割は、魔界またはBL界が舞台。2005年ランキング堂々1位の『今日から(マ)のつく自由業! 1 (あすかコミックDX)』って、全然知らん。『マンガ・エロティクスF vol.43』が、俄然普通のマンガ雑誌に見えてくる。やっぱり『このマンガがすごい! 2007・オンナ版』でもチェックして、自分が知っているマンガの一つや二つ目にしないと落ち着かないわ。

ってことで、bk1の300円ギフト券(税抜き3,000円以上お買い上げ対象)は『大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))』『ひまわりっ ~健一レジェンド~(3) (モーニング KC)』『きせかえユカちゃん 10 (りぼんマスコットコミックス)』『へうげもの(1) (モーニング KC)』『ηなのに夢のよう (講談社ノベルス)』で消化ということに。うーん、あと116円分、何にしよう。