F1イギリスGP決勝

先週の分まで、今日祝おう。祝、ハミルトン打倒&3勝一番乗り! おめでとう、ライコネン。今日の走りでやっと、本当にキミがフェラーリに慣れて、フェラーリを馴らしたんだなあ、と、納得することができた。それを裏づけるような、表彰台での破顔一笑。いつもの「まあ悪い結果じゃないよ、でも、このパッケージで次も勝てる確証はないんだ」的笑いじゃなくて、ルーキー時代を髣髴させるような、一途に嬉しそうな笑み。フランスGPでの「手応え」が「確信」に変化したことを、うちの17インチ1992年式ブラウン管テレビですら見逃すことはなかった。初戦ではまだ形を成していなかった、「彼のチーム」による勝利。キミはきっと、フェラーリで、尊敬と信頼をかち得たのだ。

"Now, finally, we got the win and it’s one of the nicest races really so it’s very nice, a nice feeling and it was a good day" (http://www.formula1.com/news/headlines/2007/7/6440.html

感無量(の一歩手前くらい)。

不満たれマッサも、今日は「レースは期待通りにはいかないからね」」とおとなしめのコメント。そうそう、10戦9勝するくらいのドライバーでもない限り、「あれがああだったら勝てたのに」と口にするのは意味がない。唯一許される「たられば」は、勝ったドライバーによる、「あれがああだったら「もっと楽に」勝てたのに」っていうコメントだけなのよ。日本のモリワキも「このレースのためだけじゃなく、未来のレースのためにも、ここでクビサを抜かなければいけません」と励ましの言葉を送ってたのに、結局クビサを抜けなくて残念だったね。あと一人抜いてれば、キミと同ポイントでもちこたえたのにね。私はもちろん、クビサを応援してたけどね。

これで、ドライバーズ・ポイント3位に浮上。6ポイント差のアロンソは、予想外に手の届く距離。さすがのハミルトンも、母国GPでの勝利はお預け。現世で長生きしたければ、このくらいのペースでよろしいのでは。それでも9戦連続表彰台。今年キミが、ドライバーズ・ポイントで3度目の2位、なんてことになりませんように。今の願いは、ただそれだけ。