今日は一日休める、と思ったら、頭痛と肩こりでダウン。月曜といい、どうして? 日本シリーズは耳で聴く。落合監督ってこんな人だったっけ。へらへらした人というイメージだったのに、今は求道者のようだ。外見も入道だし。数十年ぶりの優勝ということであれば、まあ中日でよかったのかな。日本シリーズに入ってからの日ハムは、ちょっと寂しかったな。投手の中田という人が、今回私は印象に残りました。「荒れることもある」じゃなくて、「荒れるのが前提」ってのが強烈。

夜中になって若干回復し、テレビをつけたら「トップランナー」で森見登美彦の回を再放送していたので、これ幸いと見る。森見さんは、随分小さい頃からお話を書いていたらしい。作家にもなろうと思っていたらしい。それでいて農学部に行ったのは、視野を狭めたくなかったから。専門は竹。青春のあれやこれやを真面目な感じで書いていた間はブレークスルーできず、「笑い」を取り入れたのが突破口になった。自分の中できちんと組み立てて書くと、面白くならない。七転八倒しながら着地点を探る作業を経たものが、良い作品になる。さえない男子大学生だけでなく、黒髪の乙女も自分の分身。どんなにだめな登場人物も、自分の理想の体現者。一般人が抱く「京都のエキゾチックなイメージ」を、最大限有効活用中。「こんな声で、こんな感じで話す人だろう」と思っていたイメージと、ほぼ同じだった。声が少し上ずっていたのが、私が緊張しているときと同じ感じで、好感を持った。

頭痛が収まらないので、仕事もせずに寝てしまった。