Raikkonen 'in love again' with F1

I'll try to forget Formula One a bit, but that will be difficult. This year was really special to me. I can say that I fell in love again with this sport.
しばらくF1のことは忘れたいけれど、でもそれは無理だろうね。
だって僕はこのスポーツとの間で、再び恋に落ちてしまったのだから……

ああ!やっぱりライコネンのファンでいてよかった!と深く思わせてくれるこの台詞。他の誰に、こんな胸を揺さぶるような一言が吐けよう。恋は人を詩人にするというけれど、F1のタイトルこそ、キミが長い間待ち焦がれた憧れの恋人だったのだ。この想いを、なんでもないことのように、ちょっと手を伸ばせば届くことのように装わなくちゃならなかった長い年月を思うと、本当に今年の勝利が嬉しい。

先日の「I am so happy it almost hurts!」といい、無口かつその冷静さで知られるキミの喜びの表現は、英語のニュアンスがわからない私にも、思いの他ストレートに伝わってくる。ありきたりのことしか言わなくても好きに変わりはないと思うけど、こういう言葉を持っている人だということを知るのは、やっぱりファンにとっては二重の喜びだ(関係ないけど、「今後はもっとしゃべれ」とか言ってたのはエクレストンだっけ。さらに関係ないけど、去年のボートレース以来、キミの友人たちはキミを「アイスマン」ならぬ「猿人」と呼ぶという)。

感極まったついでに、つい、「F2007」のモデルカーを注文してしまった。モデルカーなんか全然興味ない人なんだけど。今後何度チャンピオンを獲るにしても、今年の勝利はやっぱり特別だろうという気がして。フェラーリのオフィシャルストアで売っている1:18モデルは9千円弱するので(http://www.ferraristore.com/e-shop.des/page,shop.flypage/product_id,1-18-scale-model-of-Kimi-Raikkonen%E2%80%99s-Ferrari-F2007_13609/category_id,F1-Model-cars_23/)、一番安い1:43モデルで手を打ちました(http://shop.as-web.jp/shop.php?shop_id=S00002&prod_id=13477)。送料込みで5,210円なり。

シーズン当初にあれだけ違和感のあった「赤いライコネン」が、こうやって勝ってみると、キミにいかにもふさわしいカラーに思えてくる。これが2位や3位だったら、おそらくその印象は全く異なっていたに違いない。自分にふさわしい場所をもぎとった力技は、しばらく風化することなく私を励まし、同じ力で私を責めるだろう。そういう意味で「F2007」はむしろ、眺めて楽しいばかりの代物にはならないかもしれないが...。ご本尊として安置するかなあ。