霧と強風の鳥海山登山(その2)

一刻を争ってはいるけれども、この格好では運転できない。着替えなくては。靴やスパッツはともかく、どろどろのTシャツやズボンは車の中で着替えなくてはならない。が、下山後の常で、体を曲げるのがつらい。登山者も下山者も、かなりの確率で現れっこない。ってことで、初めて公道の真横で着替えちゃったよ。爽快でした。ここで電話、と思ったら、電波通じず。大平山荘まで降りて、また電話、と思ったら電池切れ。このNM705i、たったの1日も電池が持たないとは? 仕方がないので大平山荘で携帯電話を借りて、もう一度電話し直し。いろいろ有難い申し出をいただいて、今日帰京するにせよ、酒田に泊まるにせよ、車を引き取る手配をしていただく。大平山荘にそんなに多くの人の気配はなく、もしかすると、お風呂にも人はいないかも、ここで汗を流しておくかどうか、かなり迷う。でも、浴衣姿の宿泊者がロビーに現れたところで、断念。実質、今日帰京するのはあきらめた形。あとは、バス会社への連絡だが、これは予備のウィルコムの電波が入るところまで下りてからかけることに。19時10分、車に戻る。酒田市街地までは1時間10分の行程。80キロで下るのは初めてかも。なんとなく、自分のイメージとして、この運転はどうなんでしょう?とか思う。オートマって有難い。いざとなったらブレーキを踏むだけだから。20時、酒田市街地到着。そこら辺で車を停めて、バス会社に連絡をしてみたものの、楽天経由なので明日の便への振り替え不能、キャンセル料を50%支払って、さらに予約し直してくれ、とのこと。バスの時刻は20時40分。あと40分でガソリンを入れて、営業所に車を戻して、タクシーを拾って、どこかで身づくろいするのは、もう、ちょっと無理。あきらめてノートPC経由で今日の宿を取る。宿泊料と駐車料の安さとLANケーブルを理由に「α−1」を予約するが、コインランドリーが無いのは盲点だった。ともかく、ホテルにチェックインする。部屋に問題なし。シャワーを浴びて、本来なら洗濯とか充電とかついでに食事とかしなきゃいけないのだが、鳥海山荘で用意してもらった巨大なおにぎり2つを登山中に食べたせいか、お腹はそんなに空いていない。どれ、ちょっと横になろう、とベッドカバーの上で寝そべったらそれきりだった。