残念。末綱・前田、負けちゃったか。でも、相手の韓国ペアが、勝負にかける執念といえば聞こえはいいけど、あまりに意地汚い試合運びだったのに対して、日本ペアは、すがすがしい試合ぶりでした。きっと、この試合の雪辱は、近いうちに果たせると思うな。

末綱・前田を見ていて、お互いに補うってこういうことかなと思った。お姉さんの末綱嬢が、冷静でミスをしない動きをしている限りは、若い前田嬢は、自由にのびのびと攻撃できる。今日は2セット目から、それまで終始冷静だった末綱の調子がおかしくなったように見え、それがペア全体の動きを止めてしまった感じがした。でも、人間だからそういうこともあるんでしょう。九州出身コンビだし、ファンになりました。バドミントンっていう競技をこれからは応援するよ。

オリンピックは、またしても総合の映りがおかしいので、ずっとNHKの衛星第1チャンネルで見ている。なので、ライブで観たのはバドミントン女子ダブルス、クレー射撃(砕け散る赤いクレーは美しいが、あれが鳥の血飛沫から来ているとすればまた別の味わいが)にフェンシング、カヌー、昨日の夜になでしこジャパンと男子バレー。体操や水泳、柔道その他はハイライトで見た。愛ちゃんと女子の体操はちょっと見たいかな。まあ、どこかで映れば。あ、錦織君、もう負けちゃったのか。

今回、初めてフェンシングの競技を見た(女子フルーレ)。馬術みたいな、貴族的で優雅なスポーツを想像していたのだが、実際のユニフォーム姿は、細身のアシモだった。通電するメタルジャケットに、攻撃ごとに点灯するマスク。あんなに電脳仕掛けの競技だったとは。菅原智恵子さんがゴルビツキを下した試合も面白かったが、その菅原を下した韓国のナム・ヒョンヒ対イタリアのヴェッザリ戦、ラスト4秒だかで決勝点をあげたヴェッザリに感動。静かだけど、燃えるような闘志。

柔道女子63kg級で優勝した谷本歩実が、アテネからずっと一本勝ちで金というニュースにも驚いた。日本の一本勝ち柔道って、もう絶滅したのかと思ってた。一番の注目株以外のところに「知る喜び」はある。

しかし、日付変わっても競技が組まれてるって、さすがオリンピックだね。会場の雰囲気を見ている限りでは、アジアらしさも社会主義国らしさも全然感じないけど。

オリンピックのせいで、連ドラも高校野球もお休み。篤姫だけは観たけど。っていう人が、私だけではなくて結構いたらしい。今日の「ゴンゾウ」は見ます。「33分探偵」微妙だなあ。「コード・ブルー」は、もしや今期のトップ平均視聴率行けるか。医療ドラマで何が許せないって、一秒を争う瀕死の病人を前にして、主人公が長い独白モードに入ること。「演説してる間に、この人死んじゃうじゃん!」というのが、「コード・ブルー」にはあまり無い気がする。もじゃもじゃ頭の山下智久は、木村拓哉よりはいける。

P.S. 男子200メートルバタフライの松田丈志、銅メダル獲得に対して「これが自分色のメダルです」。地味だけど名言。昨夜のなでしこジャパン、起死回生というには派手すぎる大量得点。これが、初日のニュージーランド戦だったら、男子ももうちょっと頑張れたんじゃないかなあ、と思ったり。