リーマンについては、数日前から気にしていたが、バンカメとメリルリンチの件は、今日が初耳。年下の友人は大丈夫だろうか。

仕事はせず、雑用の一日。先日ココ・ファーム・ワイナリーで買ってきたスパークリングジュース(http://www.cocowine.com/shopping/juice.html)を知り合いに差し入れて、銀行に寄ったついでに将門の首塚にレース必勝祈願。牛を見ながら久しぶりに丸の内仲通をふらふらし(カウフェスティバル、毎年楽しい)、マロニエゲートはパス、松屋銀座で「WASARA」(http://www.wasara.jp/)の実物をチェック。アニエスベーのスカートは、アウトレットでダブルチェックをかけなくては。

しかし、ここから先の用事は、全然片付かず。

また別の、地方の方への差し入れ用に、噂の「ラデュレ」(http://ginza.mitsukoshi.co.jp/laduree.html)のマカロンでも、と思って銀座三越に出向いてみると、開店1ヶ月経過しているのに、ティールームは30分待ち、お買い物は1時間待ちとのこと。店員さんに尋ねてみると、マカロンは宅配不可らしい。自分で手配しろってことね。なんだかなあ。

さて、何を送ろうかしら。「東京の(東京でなくてもご当地の)、実店舗でしか買えないもの」って、今となっては一番の付加価値だよね。

で、連休中はあえて行かなかった「H&M」、連休明けの今日ならまだましかな、と足を向けてみたものの、200メートルの行列が博品館の向かい辺りまで。ねーみんな、今日の仕事は?授業は? こりゃ、雨の平日の午前中に来るしかないな。

まあ、普段は行列には並ばない私でも来ようってくらいだから、この事態は当然か。「FUDGE」の8月号で「H&M」の特集を見たときは、衝撃だったもんなあ。なんせ、実際の値段が、写真から想像するプライスの半分かそれ以下なんだもの。「GAP」だの「ZARA」だの「BENETTON」だの「BANANA REPUBLIC」だのの洋物お手軽ブランドには微妙にがっかりしてきたけど、これは行けそう。「IKEA」の価格破壊に近いものを感じるね(どちらもスウェーデン発というのは、何か共通項があるのか)。ただ、オニツカタイガーみたいに、デザインと写真写りはいいけど、作りがなんだかぺらぺらしている、という場合もあるから、やっぱり触ってみないとわかんないかな。

この「H&M」の出現は、人の流れを変えるだろうな。「THE GINZA」があり、「BARNEYS NEW YORK」がもともとあったにしても、晴海通りより南っかわは、わざわざ行く感があった。今後は(行列が収まったら)、銀座六丁目、七丁目は定期チェックせざるを得ないだろう。

でもねえ、「IKEA」で、デザインの良い、2000円とかで買える家具を見ていて、そりゃ嬉しいんだけど、ちょっと胸が痛みましたよ。先人のデザインのいいとこどりな感じがあって。テイストが似ているというだけで、どこがどう似ているかと言われればなんともいえないけど。アルテミデもどきの照明とか、マットソンもどきの椅子とか。こういうのって、著作権はもちろん、意匠登録で守るのも難しそうだなあ。

今の若い人たちは、どうやらつましく生活している人が多いらしい。でも、私が20代だった頃、100円ショップなんてなかったし、H&MIKEAは日本になかったし、ユニクロは誕生してなかった。高速バスで安く移動することもできなかったし。何より、ネットで安い商品を探すことができなかった。そういう意味では、世の中は良い方向に進んでいる。

今年の夏は生活が追い詰められるほど買い物をし、消費と研究の結果、服と靴はアウトレット、化粧品とCDは楽天、本はbk1にお買い物を集約。アマゾンはコンビニ受け取りができるようになって、確かに便利ではあるけれど、ほとんどの場合ポイントが雀の涙なので、滅多に使わなくなった。正価1万8千円のアイクリームを楽天で1万円で購入したとき(さらにポイント1000円)、これまでのバブリーな出費はなんだったのかと思いました。遅ればせながら。

リアル・クローズ』、マンガは読まない(槇村さとるは理屈っぽくてやだ)けど、ドラマは面白く見た。香里奈ちゃん、センスが一朝一夕に磨かれすぎ。まあ、単発ドラマだし。黒木瞳は、今まで見た役柄の中では、一番はまってた気がする。「自分は何者になっていたいのか」、40越えてもわかってません。おお、怖い。自分探しをしていることは、外国語専攻だったのに何語もてんでダメなこと以上に、今後は秘密にしなければ。

「人が幸せであるには三つのものが必要なの。愛する人。なすべきこと。楽しみにして待つ何か」。『レッド・ボイス (ハヤカワ・ノヴェルズ)』から、本筋とは何も関係ないフレーズを書き抜いたりして。「愛する人」部分を「承認されたい人」に変えれば、大筋賛成である。