F1イタリアGP決勝

今年のレースは雨が多いですね。そして雨が降るたびに「必ず」ぐだぐだになる今年のフェラーリ。もう何も言いませんよ。ライコネンだって、芸のないインタビュアーに、笑みを浮かべて答えてたじゃないですか。怒りも焦りも超越してます。ファンも見習わなくてはね。「手術前に笑う患者は、助からない確率が高い」とかって、なんか小説で読んだよなあ。ま、ファステストはとりあえず取ったし。14戦中9回ファステストを取って、勝ったのは2戦だけってのも、逆にすごいけど。去年は、リタイアも含めて表彰台をを逃したのは5戦のみなのに、今年は、表彰台に載った回数がたったの6回。全然勝てなかったマクラーレンでの最終イヤーは、5位以下の完走ってのはないんだよな。18位とか9位とか、ほんと、話にならない。

マッサは、「ライコネンの前で」フィニッシュすることに力点を置いていた模様。ハミルトンに勝つ=チャンプを取る、は二の次か。ミハエル、もうサーキットには来なくていいってば。

と、つらつらライコネンフェラーリのことを書いてはみたけれど、昨日は、誰の目から見ても、セバスチャン・ベッテルの日。史上最年少優勝、おめでと。元ミナルディ・チームが優勝とはね。終始リードを保って、クリーンなレース運びだったし、ハミルトンの性格があんなだから、ベッテルの少年らしい爽やかさは、なおさら際立つわね。だけど、ライコネンだって、あなたくらいの年には、あなたのような笑顔で(はにかみが加わる分、なおさら魅力的な笑顔で)笑っていたものなのよ。政治やプレッシャーに煩わされずに走れる日々が、一日も長く続かんことを。