鳥海山行きのとき、抱えていったのはこの本。

前著が良かったのでこちらも読んでみようかと。

両神山に上ったとき、行き帰りのバスの運転手さんがマタギの家系の人だった。その方は、山に行くのに(登山のためではなく)、軍手以外は明かりも含めてなんの装備も持たないとのことだった(軍手は、四つんばいになって獣道を登るために使用する)。通常の登山では、装備を万全に整えて登るのは当然だが、これを聞いて、今後何かを忘れたときにも、おたおたするまいと思った。

人間の骨を噛み砕く音が聞こえる、っていうシーンが怖すぎる本。北海道開拓民への尊敬が増した。

現在一番憧れている、飯豊あたりが舞台らしい。

この人、去年のF1日本GPの日に、富士山に登っていたとのこと。F1の音が聞こえたそうだ。この人が山登りの本を書くのも意外なら、いきなりF1の話が出てくるのも楽しい驚きだった。