木曜日一日遊んでしまったので、ちょっと押し気味の金曜日。会計さん業務と会合。セブン・キャッシュワークスの両替機が、早く近所の店舗にも導入されないかな(http://www.7cw.co.jp/services/exchange_list.html)。会合のあとは、魚民で飲み会。初めて入る店で、オーダーが卓上機によるタッチパネル方式だったので驚いた。オンライン通販で買いすぎるのと同様で、皆大してお腹は減っていないといいながら、がんがん、というか、ひょいひょいと注文してしまう。いちいち注文を取りに来なくて済むだけでも、かなり人件費が助かるだろうな。そのうち、カロリー表示とか待ち時間とかも出るようになるんだろうか。結構飲んで食べて一人当たり3千円。領収証の人数割はできなかった。

そろそろ、メール連絡システムを作りましょうよ、と提案したせいで、土日はメールアドレス収集と仕事と読書(図書館に既に6冊届いている)でどこにでも出られない。『国際宇宙航空展』(http://www.japanaerospace.jp/)行きたかったなあ。せめて近場で『トヨタモータースポーツスペシャルイベント』(http://www.megaweb.gr.jp/Event/Toyota_motorsports2008/)とか。シトロエンから、お台場まで新車を見に行けば1ギガのフラッシュメモリをくれるっていう案内も来ていたのだが。新車のデザイン自体はいまいちぴんと来ない。これまでも「2CV」って車しか聞いたことがない。『あるいは裏切りという名の犬』でパリ警視庁が使っていた車は、ルノーでもシトロエンでもなくBMWだった。BMWとポルシェは、一度くらい乗ってみたいものだ。フェラーリは、万が一乗る機会があったとしても、なんか直線を1キロ走らせるくらいしかできなさそうな感じ。ブレーキまで足届くのかなー。『蘇る金狼』で、松田優作さんは「ご説明を」というディーラーを振り切ってランボルギーニに乗り込んでましたね。『Pen』のポルシェ特集によると、フェラーリ宣伝広告費をほとんどかけていないのに対して、ポルシェはかなりつぎ込んでいる。911カレラだけは1千万円以上するのに対して、ボクスターやカイエンは、他の高級外車と大して価格は変わらない。高級車ならなんでもいい人たちにも売らなきゃならないんだろう。ちなみにポルシェ911のレンタル料金は、24時間で5万円近いのだった(アジア旅行を1回あきらめれば乗れる。しかし免責保証は1日2100円だが、免責額は10万円である)。こういう高級レンタカーってどういう人が借りるんだろう。何か勝負用とか(でもナンバープレートでわかっちゃうのに)? 心行くまで試乗したいとか?

なんだか時期を外してしまった感はあるが、『フラット化する世界(下)』を今頃読む。アメリカは科学予算をひところに比べて随分減額しているとのこと。NASAの職員も高年齢化が進んでいるらしい。科学音痴という意味でもブッシュは脳無しで、それに対して「中国の政治家と会うと、みんな科学者かエンジニア」で、「温家宝は、2005年に初めてインドを訪問したとき、デリーではなく、まずバンガロールを訪れた」。「教育の小売改革と発展を選んで前方へ大跳躍した国の好例は、アイルランドEUではルクセンブルクに次ぐ裕福な国で、国民一人当たりのGDPがドイツ、フランス、イギリスよりも高い。科学・工学専攻の博士号取得者を2010年までに倍増する運動。アメリカからアイルランドへの投資は、中国への投資を上回る」らしい。IFCの『Doing Business』、何かの参考になるかも。チェック。アメリカンセンターって、今は赤坂なのね。テロを引き起こすのは、貧困よりも屈辱と誇りである。

平行で読んでいる『『洋酒天国』とその時代』で、サントリー佐治敬三大阪大学理学部化学科卒で、『洋酒天国』の前に『ホームサイエンス』という雑誌を出していたことを知る。「ドイツの戦後復興のめざましさは、研究所の充実をはじめとする、科学研究態勢の基盤の広さだ」。「われわれの生活の物作りの部分で、勤労意欲や創造的思考に一番結びついているのは、音楽」と語る生物工学専攻の学生の言葉や、ジョージア工科大学が、大学を挙げて音楽活動を支援しているという話は、『フラット化する世界(下)』から。「佐治敬三さんは、イメージというものを信じることのできる人であった。...人間の精神を形づくる実態のないものを信じることのできる人であった」。「エトヴァス・ノイエス?」(何か新しいことはないか)。

AIGオープンは、今日の決勝より、昨日の準決勝のほうが面白かった模様。錦織を下した試合でその内容を絶賛されたガスケが昨日敗れたというので、勝ったデルポトロのことを調べてみたところ、今年の7月に初優勝して以来立て続けに4勝している、世界的には錦織以上の注目株らしい。ということがわかって、昨日の深夜の放送を待ったのだが、NHKではロディック対ベルディハ戦しか流れなかった。第4シードまでが全て姿を消した今日の決勝戦、やっとそのデルポトロの試合を見られる、と思ったら、腹痛で本来の調子が出なかったらしく、最後にちょっと復調したものの、おとなしくベルティハに敗れてしまった。20歳くらいって、体力はいくらでもありそうなのにね。錦織君も連戦に体がついていかなかったみたいだし。30代でも続けられるスポーツとはいえ、18歳だからといって、のんびり成長している余裕はないみたいだ。

井川遥吉高由里子、しばらく土曜日は涎が垂れそうな布陣。