やっと、前半の新年会終了。といっても、3件だけだけど。今日は句会に出るにあたって、年末に「大いに勉強してください」とプレゼントされた藤田湘子『新実作俳句入門―作句のポイント』をまず午前中に読了し、実作のコツは勉強になるけど、掲載されている句は、中村裕やつあたり俳句入門 (文春新書)』や同『俳句鑑賞450番勝負 (文春新書)』のほうが好きだな、という感想を持ちつつ、午後からはまじめに(楽しみにしていた『恋ノチカラ』も見ずに)作句する。

「これでどうだ!」という句は結局できなかったが(最初の頃、2時間でやっつけ仕事をした後の達成感は一体なんだったのか)、ほどほどに納得して夕方から句会へ。結果は、これまでついぞなかった丸坊主。しかし、自分としては、かろうじて点の入った前回の出来よりは、今回のほうがましという評価。言葉を一応選んだし、標準的な着地点からは意識してずらした(つもりだ)から。「上手だなあ」「素直だなあ」という褒めの基準はそれとして、「こっちか!」あるいは「こうきたか!」のほうが好みではある。まあ、言葉の選び方が下手でセンスが悪いと、フォローのしようがなくなってしまうのが、俳句という形式だが。

句会の後、ちょっとした質問にお答えしていたら、別の方から新たな質問がやってくる。こりゃ、本格的にちゃんと勉強しないとダメだわ。「もう少しお話ししましょう」ということで飲み屋に移動し、「もう少し」の割には11時までねばってお銚子4本空けたところで、別の場所で飲んでいた方々が合流し、結局1時半まで。後半の新年会ではどうもカラオケを避けられそうにないので、久しぶりに歌も歌ってみる。

新年会といえば、このところ会っていない人たちを中心に新年会を企画して、コア・メンバーの予定を押さえたのに、自分の都合で延期せざるを得なくなってしまった。4月から通うつもりの学校が冬季講座を開いていて、入学金と相殺で受講できるとわかったため、申し込むことにしたのだ。大いに気まずい。しかし「背に腹は代えられない」に近いレベルの重要度。頭を下げて組み直そう。

メールのお返事が3件。お手紙のお返事1件。相談事が3件。なんでこんなことになってんだか。「ついでのように」誘われたり、紹介されたり、話しかけられたり。例の「近況報告入り年賀状」は、ご挨拶のきっかけにはなっているようだ。逆に、頑なに目を合わせない人もいる。来年は出さなくてもいい人たちだ。ポール・アーデンの『PLAY・JOB (プレイ・ジョブ) (Sanctuary books)』がいいタイミングで図書館に届き、ちょっとストレスが溜まりがちな日々のバイブルと化している。

旅行に行けなくて気が狂いそうだ。去年も、青春18きっぷを一度も使わないまま期限が迫り、結局最終日に富士宮富士山本宮浅間大社に、日が暮れてから霙の降る中を参拝し(夜7時までご朱印をもらえたから)、寒さで音が出なくなったiPodを握りしめて、甲府経由で帰って来たのだった。飲み屋のおみくじ付箸も「中吉:一人旅良し」だったことだし、どこか出かけなきゃ。